ぶらジャイサルメール / 世界一周95日目
今日は溜まっていた日記を書いたりと、ゆっくり過ごしながらジャイサルメールをぶらり。ジャイサルメール城は世界遺産で、その城の中に無数にあるゲストハウスの一つに泊まっている。ゴールデンタウンと呼ばれるらしく、たしかに黄土色の石造りの街並みは、どこを切り取っても絵になる。また昔からの建物は、綺麗な彫り物がしているが、これはムスリルの職人の手による物で、今はみんなムスリルの国パキスタンに行ってしまったためこの彫り物ができる伝統職人はおらず、新しい彫刻は生まれないらしい。そんな街なので、ぶらぶらするだけでわりと楽しい。
ジャイサルメールは交易で栄えたと言うが、パキスタンに分裂、紛争状態になってからは、観光業と軍の基地(お隣と戦争してるしね…)のみになってしまい、交易での経済的な発展は望めず、人口は減少して行っているようだ。その辺の人と話をすると「親族みんなで昔パキスタンから引っ越してきたんだ」といった感じで、パキスタンの話がよく出る。先日行った砂漠が国境・緩衝地帯になっていて、たしかに砂漠をわざわざ領土として欲しいかと言われると経済的なメリットがほぼない場所なので砂漠の真ん中に国境線が敷かれたのもうなずける。
ぶらぶらしながら、昼食に行こうと思っていた店がその場所に無く、お腹も空いてるしどこでもいいやと、すぐ側の店に入ったら、頼んだチョーメン(炒め麺)もカレーも不味くてビックリ。いままでインドのお店はどこも美味しいか、まぁまぁ、だったので、まさか不味い店に当たるとは。そしてカレーも不味い(ただただ塩辛くしょっぱい)のはなかなか凄い。久しぶりに食べきれず食事を残し外に出ると、屋台でドーサを焼いている。口直しにと食べてみると、この焼きたてのドーサはめちゃくちゃ美味しかった。
晩ご飯に近くのレストランで、たまたま日本人の夫妻に出会う。仲の良いご夫妻で、終始面白い話題で、楽しい晩ご飯のひととき。分けていただいたカシューナッツカレーがとても美味しく、今後のインドで積極的に食べていきたい。