ぶらホーチミン / 世界一周35日目
朝から曇り空で、午後にはスコールが来そうだなと午前中にホーチミン1区という、観光名所が揃っているところを中心に一巡り。
まずは有名な観光市場のベンタイン市場へ。ここはどこにも増して観光客への声かけが多くて、店舗の前には座ったおばちゃんたちが立ちはだかり(いや座っているのだけど)、前を通ると「Tシャツ二枚20万ドン、安いよ〜(日本語)」といった客引きが延々と続く。初めてこういう市場を見たときは新鮮だったが、そろそろ東南アジアのこう言った市場も既視感がいっぱいになってきて、さらっと見て移動。
続いてホーチミン人民委員会庁舎やサイゴン中央郵便局、といったフランス様式の建物を見て回る。中央郵便局は郵便局として稼働しつつも観光地化してて面白かった。
この周辺では、中学生ぐらいの学生グループが、たまたまなのかどうかは分からないが、至る所路で欧米人に英語でインタビューしており、今日は日曜なので学校の課外学習以外だとすると、たしかに英語スキルを上げるためには外国人と話すと手っ取り早いよなぁ、かのジャック・マーも幼少時代はホテルの前で外国人に無料のツアーを開いて英語を身につけていったというし、と感心する。
その後は目的もなくブラブラ歩き、途中喉が渇いたので屋台のサトウキビジュースを飲む。東南アジアでよく見かける、氷の中にサトウキビを圧縮して取り出した汁をいれ、ライムを絞って飲むジュースなのだが、カンボジアからハマりだして、喉が渇いたら飲みたくなってしまう。氷でとても冷たく、甘さも控えめ、かつライムでいい感じにさっぱり感が出て美味しい。ホーチミンの屋台で70円ぐらい、プノンペンの屋台で50円ぐらいだった。
川を越えるとThi Nghe Marketというマーケットがやっており、後から調べたところ、午前中が賑わう地元民のマーケットとのことで、たしかに、観光客めいた人は自分以外にはいなかった。ここでは人1人歩けるぐらいの広さしかない道なのに、普通にバイクがマーケットの中を走っていた。また、鶏も狭い鳥籠の中に生きた鶏がたくさん詰められ、その鳥籠の上にはサンプルと言わんばかりの丸むきの鶏肉が。中心部からあまり離れていない割にローカル感味わえるマーケットだったので、そういうマーケットが好きな人(含む自分)は楽しめるだろう。
その後、雲行きが見るからに怪しくなってきて足早に帰る。約3時間弱、総計7.3kmの街歩きだった。ホテル側で昼ごはんにまたフォーを食べ、部屋に戻るとちょうどスコールで、ギリギリセーフ。
夕方、ビルの49階からホーチミン市街が見渡せる、サイゴンスカイデッキへ。昼間と全く同じ道で行くことになりそうだったので、Grabのバイクタクシーでクラクション響き渡る街中を移動する。ぶらり街歩きした1区はあまり高層のビルはなかったのだが、スカイデッキからはサイゴン川を渡ったあたりには立ち並ぶ高層ビルが見える。高いところからはマクロ視点で、街歩きはミクロ視点で感じられて、両方見れると理解が深まるね。ただ、夜のスカイデッキは夜景を撮るには室内の明かりが強すぎて、ちょっと残念だった。
そんなホーチミン市は2021年には地下鉄も開通する。街中にあった地下鉄工事の看板には日本の文字が大きく載っていて(運行システム・車両は日立製作所、地下鉄運営ノウハウは東京メトロ、乗車ICはソニーらしい)、ベトナムへの政府開発援助費は諸外国の中で日本が一番なんだね。