バンコク、スネークファーム、アイコン・サイアム、ゴールデンドームのニューハーフショー / 世界一周20日目

午前中、スネークファームという、バックパッカー御用達の予防接種が受けれる病院を訪れる。日本よりも費用がかなり安く受けれ、またバンコクは　カオサン通りしかり、バックパッカーの拠点の一つなので人気の場所だ。自分たちは日本で必要な予防接種はあらかた受けたが、黄熱病の予防接種が日本では本数が少なく、実際に黄熱病地域に行かないとすぐに受けられなかったため、世界一周中のどこかで受けようと思っていて、一番の有力候補がこのスネークファームであった。

スネークファームに入ると「黄熱病予防ワクチンが今は有りません」と張り紙がしてあり、困っていたところ、英語が堪能なスタッフが来週水曜に入荷予定、だけど水曜は祝日で病院がやってないので、木曜実際に入荷したか電話で聞いてから病院に来ると良いよ、とこちらの下手な英語を汲み取ってくれて大変親切に教えてくれた。というわけで黄熱病の予防接種が受けれず、日程的に受けるかどうかの検討をする。

続いて、近くの駅から無料の水上バスで行けるという、2018年にできたという大型ショッピングモールのアイコン・サイアムへ。このアイコン・サイアムが今まで訪れたどの国のショッピングモールより飛び抜けてよくできていて、THEアミューズメントショッピングモール的な出来倍え。地下の飲食中心の場所では、タイの観光地的な作りの水上マーケット風だったり屋台風だったりをクーラーの効いた綺麗な場所で、綺麗になったワイガヤ感を味わえる。また値段も少々高めのものから、結構安い物まで幅広くあるため、高級ショッピングモールにありがちなどれも高い、ということもなく楽しめる。上のフロアも空間設計が綺麗で、普通にみていて十分楽しめる。行く前は、「まぁ　ショッピングモールだしなぁ」とたいして期待していなかったが、非常の楽しむことができ、つい5時間も居てしまった。

その後、夕方に近くのアジアティークというナイトマーケットへ。こちらは雑貨屋と屋台がズラーと並んでいた。屋台では、初めてワニの丸焼きを見て驚く。ここで晩飯を食べたのちに、ニューハーフショーを見に移動。

タイといえば外観からは女性とわからないレディーボーイが多い、ということを以前から聞いていて、実際どのような感じなのか見てみたいような、しかしメジャーなショーはそれなりなお値段（一人4000円弱）だしなぁ、と思い悩んでいたところ、klookで検索して出てきたゴールデンドームのニューハーフショーが一人約8ドル（800円強）で、これぐらいの値段なら失敗しても良いから見てみよう、と。klook上だと評判は比較的良いが、GoogleMapやトリップアドバイザーの口コミではあまり評判が良く無くて、その理由はレビューを見た感じでは、基本内容が中国語ベースであること、観客に中国人団体客が多いこと、ショーの最初に何故か書道のオークションがあることが挙げられていて、なるほど中国人が使わないGoogleMapやトリップアドバイザー（代わりにDianpingが海外でも使われている)の評価は低く、中国人も使うことがあるklookのほうは評価が良いのかー、と。

実際にゴールデンドームに行ってみると、たしかにお客は100人ぐらい中、自分たち以外はほぼ中国人だし（少なくとも欧米系は0人）、LEDや金色のギラギラ感もだし、昨年よく行っていた中国本土感が感じられ懐かしい感…。そして開始時間になると、書道家の先生が出てきて、その場でありがたいお言葉的なものをサラリと書き、オークションが始まるという謎の前座が。知らなかったら、「あれ、なにか怪しいオークションに巻き込まれようとしている…？」と思ったかもしれないが、予備知識があったためむしろオークションも楽しんで見れた。

ニューハーフショー自体は、出てくる人ほとんどが女性とわからない！というキャストの方々で、歌謡ショー、ダンス、聴衆を巻き込んでのイベント等々、めちゃくちゃ面白い、あっという間の45分間であった。ブロードウェー的な凄さ、というよりはB級の中でとても秀でた面白さ、というか。ホテルへの帰り道も妻とずっとニューハーフショーの話をし続けていたぐらいの興味深さだったので、気になった人は是非行ってみると良いと思う。なお、中国語が分からなくても、基本ストーリは無いので全然楽しめた。なお、いくつかのWeb記事では劇中の写真撮影をしてるのだけど、今は撮影禁止になったようだ。

アイコン・サイアムと　ゴールデンドームのショーはバンコクに来るときには全く予定していなかったのだけど、ふらっと行って両方ともとても良かった。こういう思ってなかった物と出会えると、とても楽しい。

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ヤケドはまだヒリヒリが治らず、今日も手ぶらな1日。