マチュピチュ遺跡・南米37日目 / 2023年3月8日
早朝の列車に乗るため朝4時に起きる。懸念していた高山病の諸症状は、夫婦ともどもとりわけ起きてはおらず良かった。ホテルでは簡単な朝食を包んでもらう、ありがたい。朝食を用意してもらうこともそうだけど、我々に合わせて早朝に起きてくれる宿オーナーに感謝だなぁ、始発組は我々しか居なかったようだし。ホテルのロビーかわいかったな。
外は街頭のみで暗い中、駅へ。始発の5時のペルーレールに乗り込みマチュピチュへ向かう。大きな荷物は電車に持ち込めないとのことで、オリャンタイタンボの宿に荷物を預かってもらい、最小限装備の小型リュック一つを持っていく。実際は大きな荷物も電車に持ち込めるようだけど、まぁ軽量装備のほうが楽なので。オリャンタイタンボからマチュピチュ村へは2時間ほどの道のりだが、寝ていたら一瞬で到着する。
マチュピチュ村でバスのチケットを買い、遺跡がある山へ20分ほどかけていろは坂のような急カーブを上っていく。遺跡に入るには印刷した紙チケットが必要、とのことで購入したのはeチケットでバーコードもあるし不要じゃないのかと思ったが、念の為オリャンタイタンボの宿で印刷してもらった(印刷屋もあるようだった)ら、普通に物理スタンプを押して確認していた…。
遺跡に入ってしばらく坂道を登る。段々になっている石壁が見えテンションが上がる。遺跡全体が見渡せるスポットに到着すると霧で全然見えない!!午前中は霧が出ることが多いらしいとは知っていたがこれが霧か〜。ただちょっと待つと霧が晴れてきて、少しずつマチュピチュ遺跡の全貌が現れてくる。霧が晴れて見渡せた時はうおーーー美しいと感動。よくもまぁこんな切り立った断崖に住居を作ったよなぁ。
マチュピチュ遺跡は飛び込む景色、どこを切り取っても絵になる。石畳、だんだん作りの壁、そしてマチュピチュ遺跡全体を眺める風景、素晴らしい。リャマもその辺をウロウロしながら草を食べていて面白い風景、昔なにかの撮影で連れてきたリャマが野生化したとらしい。
マチュピチュ遺跡をぐるっと一周して4時間弱ぐらいで遺跡を出て、午後はマチュピチュ村に帰る。ホテルのチェックインが早い時間帯から可能だったので、チェックインしてベッドに横になると3時間ぐらいぐっすり眠ってしまう。なんだかんだで朝早くから行動したりしていたので疲れたのだなあ。
夕方外に出かけようとすると、結構な雨がふり、雨が止むのを一時間ほど待つ。午前中にマチュピチュ遺跡に行ってしまってよかった。マチュピチュ村は、狭い場所に観光ショップがぎっしり詰まっていてあまりみところがある村ではないのだけど、せっかくなのでぶらぶらする。川沿いを流れる川、温泉もあったりして、日本の温泉街といった馴染み深い雰囲気も感じられて面白い。なおマチュピチュ村を作るのに尽力した人は、野内与吉という日本人である。
おみやげショップ通りはお店がぎっしり。ペルーの土産物はどれもかわいくて、欲しいものがたくさんあるのだよなぁ。マチュピチュ村は高いようだし荷物も増やせない(リュックひとつ)しで、後日別の場所で買おう。
夕食はレストランは観光地価格で、かつ行ってみようと思っていたお店も開いていなかったため、ローカルの人が道端で売っていたハンバーガーや果物を購入しホテルに戻って食べる。食欲もそれほどないので、これぐらいがほどよく十分な食事であった。高山病対策にも食べ過ぎは良くないしね。
人生でマチュピチュ遺跡に一度は来れてよかったなあ。日本人(少なくとも自分)はむかーしからマチュピチュ遺跡を事あるごとにテレビなどで見てきたので、あの場所に来たのだなぁと思うと感慨深い。