きれいな朝焼け・ピンぼけが気にならない・らーめん再遊記(2)を読んで感無量 / 2020年12月25日
朝ジョギング散歩40分。曇り空だったのだけど、東の地平だけ雲がかっておらず、きれいなオレンジの朝焼けの朝。晴天では見れない景色で、しばし海沿いに座って薄明を見ていた。とても良い空・海の色だった。この朝焼けはRAW現像でほんのちょっと黒レベルを下げる程度の調整で、ほぼ無調整。本当にこんな色だった。
昨日はクリスマスイブだったからか、普段は点灯していない豪華客船が夜明け前からライトアップしていた。
最近GR3の一番利用しているユーザモードでは、F2.8でスナップ撮影距離5mにしている(GR3にはピント距離を固定するスナップ撮影モードというのがある)。以前はスナップ撮影距離2.5mにして1.5mぐらいからパンフォーカスになるF8前後にしてたのだけど、夜明け前後の暗い写真をよく撮るようになったので変更。
最近はa7Cでマニュアルフォーカスのレンズやオールドレンズを使いだして、するとぶれている(手ブレというよりピンぼけ)写真を撮ることが増えた。オールドレンズはたいてい絞り開放で撮っているし、最近のマニュアルレンズはF1.4と大口径のものが多し、そんななかで開放近く撮ると、ピンぼけが発生しやすい。
マニュアルフォーカスで撮る以前は、ちゃんとAFでピントを合わす、というのを儀式的に行っていたけど、マニュアルフォーカスにしてからは完全にピントは合ってないけど大体合ってるでしょ、とパンフォーカスでなくとも場合によっては全くピント合わせせずにシャッターを切る様になってきた。ピント合わせよりもシャッターチャンス優先。それで撮っていると、もちろん拡大やクロップするとピンぼけがバレバレなのだけど、拡大しない環境やL判ぐらいの環境ではピンぼけがわからない写り。そのため、ちょっとしたピンぼけが気にならなくなってくる。
というわけで、GR3でF2.8でパンフォーカスで撮るとピントが合う範囲が狭く、それはそれはピンぼけするのだけど、もうピンぼけが以前ほど気にならなくなって、むしろシャッターチャンスが増えたり、明るいことによるメリット(手ブレ削減や低感度ISO)のほうを享受できるようになってきた気がする。
クロップを活かしたい高画素数カメラや、シャープな写りをする近代的レンズだとまた別なのかもしれないけど、ピンぼけはピンぼけで発生してもいたずらに嫌う必要はない、と思えてきた。
なお2枚目の船の写真はピンぼけではなく手ブレである…。
らーめん再遊記(2)を読んだ。いやーーーー面白すぎる。らーめん再遊記(1)も面白かったが、(2)はさらに面白い。この漫画はラーメン発見伝(全26巻)、らーめん才遊記(全11巻)に続くシリーズ物なのだけど、シリーズを通して嫌われ愛されキャラである本作の主人公、ラーメンハゲの芹沢達也のために発見伝、才遊記があったと言っても過言ではないであろう。発見伝では主人公が到底勝てない(憧れもある)ライバルとして描かれ、才遊記では主人公がふと就職することになった会社の社長として描かれ、そして本作では主人公として描かれる。感無量。いいヤツじゃなくて基本嫌なヤツだけどどこか憎めない、というのも愛着が持てて良いのだよなぁ。
昭和、平成、ラーメン、とハイコンテキストな物語で、この漫画を理解できる日本人に生まれてよかった、と心底思える作品である。続きも楽しみだ。普段漫画の感想を日記に書かないのだけど、思わず書いてしまうぐらい衝撃的な良さだった。
なお、もし読む人が居たら、シリーズ最初のラーメン発見伝から読むことをおすすめしたい。