雨風本舗・MOA美術館・新かどや / 2020年12月7日
朝ジョギング30分。こないだ旅行に行けなかった代わりに、近くの熱海へと。鈍行でも80分ほどなので結構近い。途中、特急踊り子号を見かけたのだけど、レトロデザインでかっこいいなぁ。185系というらしい。
着くとお腹が空いたので、駅前にあるラーメン屋、雨風本舗へ。古い店舗、安心できるなつかし味のラーメン、という感じで熱海にあう。麺の量もラーメンにしては結構ありお腹いっぱいに。
その後、山の上にあるMOA美術館へ向かう。徒歩で登ったのだけど、ずっと坂で結構大変で、着いてからバスが駅前から出てることを知る。登る途中に、至るところに世界救世(メシヤ)教の施設があり、MOA美術館を作った人が教祖ということを知る。MOA美術館に限らずMOA(Mokichi Okada Association)という名前を、自然食品店や旅行代理店など、結構熱海中で見かけたのだけど、新興宗教、というと関わり合いに一線を引きがちな日本人なので、新興宗教を想起しずらいMOAという名前にしてるのかな。ともあれ、そのようなことが歩いて登ることによって知ることができた。
MOA美術館は、山の上にあるため見晴らしもよいのだけど、一番驚いたことが展示物のガラスの透明度。Wikipedia によると
現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之が主宰する「新素材研究所」の監修で特殊なガラスケースを使って作品との仕切りを意識させないように改修し、2017年(平成29年)2月5日に新装開館した
とのことで、透明か反射が抑えられているため、展示物によってはまるでガラスがないように見える。
帰りはバスに乗り、熱海駅から宿へ向かう。途中、熱海銀座やサンビーチを通ると、なんとも言えない昭和感がまだまだ残っていて風情がある。たしか2006年頃に熱海に来たときは、やたらシャッターが降りていて寂れた温泉街、と記憶に残っていたのだけど、それよりは十分賑わっていて、2012年頃から回復してきたようで。
宿泊したホテルは、新かどや。建物は古いのだけど、老舗の旅館という感じだ。久しぶりに、部屋でちょっとづつ出てくる会席料理を味わい、大浴場と屋上の露天風呂であたたまる。とりわけ源泉掛け流しの屋上の露天風呂が、熱海市街地と海を一望しつつ、星空(横浜より断然見える)を見ながらゆっくりと入れ、ときたま通る鈍行・新幹線の音も心地良くて最高だった。