A Day in the Life

🇮🇳エローラ石窟群 / 世界一周101日目

アウランガーバードから車で40分ほどの世界遺産、エローラ石窟群へ。岩山に掘られた石窟が34窟もあり、古くは仏教から、ヒンドゥ教、ジャイナ教と三つの宗教の石窟が連なっていることでも稀な場所である。

到着するとインドらしいよく言うと商売熱心、悪く言うと何十人もの物売りがおし寄ってくる、観光地らしい場所。最初は500rsと言ってきたパンフレットが要らないと言い続けると最終的には50rsになったりして面白い(買わないのだけど)。石窟群の入り口周辺には、日本では見ない毛が白い、大きな猿が数十匹とたむろしていた。

まずは初期に作られた仏教の石窟群へ。瞑想のために作られた、数多くの何もない真っ暗な部屋がある。仏教彫刻とそのような部屋がたくさん、の石窟群がこれまたたくさんあり、これを掘るのにどれだけの労力が掛かったのだろう、と感慨にふける。どの窟も彫刻、内装等々、興味深く見れて仏教の石窟だけで二時間はたっぷりかけ周った。暗い場所も多く、小型のライトがここでも役に立った。また久しぶりに天井にびっしりのコウモリの群れも見てゾワっとした。なおその辺コウモリだらけというわけではなく、一箇所だけであった。

まわっている途中、修学旅行なのか小中高校生ぐらいの団体に何度も出会うが、団体写真に一緒位映ってと言われたり、セルフィー一緒にとってよと大人気。それ以外にも、家族写真やインドの赤ちゃんを抱き抱えてのツーショット写真など、まるで芸能人になったかのようにそこら中で声をかけられる不思議。日本人が珍しいのかなぁ。とりわけ妻は大人気(女性なので、たぶん普段は女性と写真を撮ることがないインドの男の子に人気だ)で、今日だけで20〜30枚はそのような写真を撮られていた。私もよくダシに使われて、まず私と写真を撮ってから妻にも頼む。

続いて、年代の順序的にはヒンドゥ教の石窟群なのだが、ちょうどシャトルバスが来ていたこともありすこし離れているジャイナ教の石窟群へ。戒律が厳しいことで有名なジャイナ教の遺跡は初めていくが、彫刻では服を着ておらず全裸な物が多く、物を持たないことを良しとする宗教ならではだなぁと感じた。

最後にメインのヒンドゥ教の石窟群へ。とりわけ非常に有名な16窟・カイラーサナータ寺院はその大きさに圧倒される。普通に見ると岩山に囲まれた大きな石の建物があるのだが、これが巨大な岩山を人がくり抜いて作った彫刻建築、というあまりにもスケールが大きな話で、100年の歳月をかけて20万トンの岩を掘り抜いた、というのだから圧巻。とても異質な場所で、実際に行かないとわからない感じで神秘さを感じた。ガイドブックには『16窟を最初に見ると他が平凡に感じるので、後から見るのも良いであろう』みたいなことが書いてあったが、まさしくその通りで、その後に見たヒンドゥ教石窟は記憶に残らなかった。最初に見ないでよかった16群。

一通り見て終わった後、帰り道にも観光地がいくつかあったので立ち寄りたかったが、昨晩油物をたくさん食べたからか、石窟群をまわっているときに何度も腹痛になり、体力を消費していたので大人しくホテルへ帰宅する。今日は腹痛の気配があったので、日本から持ってきた腹痛薬はあらかじめ飲んでおいたのだが効かず(日本では毎度確実にきいていた)、こないだインドで買った腹痛薬はホテルに置いてきてしまっていたのであった。