プノンペン王宮周辺 / 世界一周32日目
近くの屋台で朝食。屋台の周りには屋台主が 持ってきたと思われる、プラスチックの小さな椅子があって、みんなその椅子に腰掛けながら食べている。朝食は日本食で例えるなら鍋焼きそばのような味付けの炒め麺で、麺自体はナメクジのような短く太い麺、1$。スプーンを渡され、なるほどこの長さ麺ならスプーンで食べられるのか。
カンボジアの一人当たりGDPは1400ドル程度(それでも10年前の倍で、20年前の4倍なので、着々と右肩上がりに成長している)で、とすると屋台の朝飯で1$という物価は些か高い気もしたけど、調べるとプノンペンでは会社員は月収500ドル〜らしいので、都市物価的にはこれぐらいなのかー。なおまだまだ人口ボーナス時期だし、子供や所得の少ない地方部も多いだろうし、一人当たり換算GDPだとそれぐらいなのだろうなぁ。
午前中は、王宮を巡り(チケット10$、内容の割に高い…)、2000個以上のダイヤモンドが散りばめられた仏像とエメラルド掘り出しの仏像を見て、なるほどこのような仏像もあるのかと文化ギャップを覚えた。
昼はフレンチのランチコースで、前菜、メイン、デザート付きで14$。もともとフランス統治下だったので、フランス料理屋もいくつもあり、ランチ時は特にお値段以上として食べられるらしいので行ってきた。たしかに日本だと三千円ぐらいはしそうなのでお得感はあれども、一人であえて食べなくても良かったかもなぁ、美味しかったけど。なお、プノンペンは東洋のパリと旅行サイトには書かれていることも多いが、パリっぽい雰囲気はほとんど無し。
その後はセントラルマーケットに行く。よくあるアジアのマーケットなのだけど、今まで巡ってきたマーケットでは過去最大の大きさで、中心の建物から蜘蛛の巣状にマーケットが伸びていて、貴金属、電化製品、衣類、日用品、生鮮品、なんでもある感じ。まだカンボジアにはデパートはおろか、スーパーもほとんどないため、人が集まるなんでも売ってる場所がここなのだろうなぁ。
次にワットプノンに行くと、ここではどの仏像もお札を抱えている。見ていると、参拝に来る人がどんどん挟むようだ。何かの慣習かのかぁ。その後はリバーサイドを歩く。この川岸はみんなやたら餌をやるためか、数千匹の鳩が集まっていて、これほどの密集した鳩を見るのは初めてだった。
夕食は、屋台でフランスパンに蜂蜜を塗り焼き鳥を挟んだもの(ハーフサイズで付け合わせにサラダがついて0.75$)と、さとうきびジュース(0.5$)。どちらも美味しくいただいた。