张家界・天門山に登る
张家界周辺旅行、最終日の今日は天門山へと。まず世界で一番長いらしい、街中のロープウェイ乗り場でAチケット(行きロープウェイ、帰りバスコース)を買ってロープウェイで登る。街の上をロープウェイで過ぎると、普通の山の中をロープウェイで進む。こんなものかーと思ってたら、途中の中駅(中継駅)を過ぎたあたりから絶壁の中を登って行って超怖い。自分は普通の高所恐怖症(観覧車に出来る限り乗りたくないけど、冷や汗をかきながらなんとか乗れる程度)なんだけど、もう、むり、という感じの怖さで、早く駅に着いてくれ…と祈るばかりであった*1。そのため途中から怖すぎて写真撮れてない!今までロープーウェイで怖いと感じた事なかったのだけどこれは怖くて、降りてからもしばらくは放心状態だった。
山の上は涼しく、パーカーを羽織って丁度良い気温に。そして歩く道は、切り立った断崖に道をつけましたよ、という場所を歩くのでちょっと怖い。先ほどのがロープウェイが怖すぎて、あれに比べたら全然怖くないのだけど、それでも落ちたら一発アウトな場所を歩くことに。しかしながら、その周りの景色は!すばら!しい!の一言。霧がかった山々は美しく、そのパノラマビューが延々と続くのであった。
途中で長い吊り橋(左を見ると高さがあまりないので安心、右を見ると断崖絶壁で死ぬ)を恐る恐る渡り、ガラスの橋(有料・別に選択しなくてもOK)を恐る恐る渡り(それほど怖くはなかった)、山の上のリフトに乗り(凄いところを通るため、めちゃくちゃ怖く見えるのだけど、きちんと安全バーもあり、全然怖くなかった)、お昼になる前あたりで霧が濃くなってほとんど何も見れなくなり(この時天空橋?等々、とても怖そうな道を通ったのだけど、霧で周りが見えないため高所恐怖症的には全く怖くなくなった)、1時間ほど本格的な雨が降ってきたので雨宿りをし、非常に長いエスカレータを何本も降りて、天門洞へ。
天門洞は999段ある階段を降りるのだけど(なお課金によりエスカレータでスキップできる)、途中かなり急な角度の階段になり、ゆっくりと降りる。ちなみに登ってきている人たちもいるんだけど、急な999段の階段、修行的な大変さだ〜。
降りたところにバス停があり、凄いカーブしかない山道を降りるのだけど、これ車酔いする人(私は酔った試しがない)にとっては死にそうだなぁ(横に座った人がとても苦しそうだった)。入り口のロープウェイ駅に戻るまで、大体7時間弱ぐらい。雨宿りしなければもっと早く戻れただろうし、じっくり見たらもっとかかったと思う。
その後、夜のフライトで上海へ戻る。
天門山、観光写真で見ると山に口が開いているだけで、ふーん、という感じだったのだけど、実際に行ってみると超絶ロープウェイすごいし、大変綺麗な山々を歩きながらかなりの時間眺められて、大変良かった。後半は霧が出て残念で、次は霧が出ていない時に行ってみたいけど、高所恐怖症的に死ぬかもしれない…。
武陵源にしろ张家界天門山にしろ、一部だけあれば有名な観光地になれそうな物が盛りだくさんすぎて素晴らしかったなぁ。メイン観光シーズンは霧が出にくい9、10月らしいので、今の時期だと結構空いていたのも楽しめた。あと、これだけの様々な観光施設を短期間で作ってしまう中国のパワーも改めて思い知ったのであった。
*1:これ途中で止まったら精神がおかしくなりそうだ、と思ってたら帰りのロープウェイ見ると普通に数分間停まってた…