リマ〜パラカス〜ワカチナの弾丸ツアー・南米33日目 / 2023年3月4日
リマ周辺も巡ってみようと、約18時間の朝から晩までの弾丸ツアーに申し込む。ホテルに朝からツアーなんだと前日声をかけると、ありがたいことに朝食をツアー用に別途用意してもらえた。うれしいなぁ。朝食を受け取り、朝5:30にピックアップバスが来てツアー開始。まずはパラカスまで4時間ぐらいかけて移動する。パラカスは海辺のリゾート観光地という感じで賑わっていた。
高速ボートに乗り込み、バレスタス諸島を巡る。岩のゴツゴツした島が多く、海食洞などもたくさん。途中、昔書かれた地上絵を見る。ナスカ以外にも地上絵は残っているとは聞いていたが、こんな島にもあるのだなぁ。
海鳥、アシカ、ペリカン等々を見かける。アシカも海でちゃんと泳いでいるのを見たのは初めてかも、大抵は海辺で寝そべっているので。海鳥は綺麗に連隊を組んでいて、加わってもときれいに整列しながら飛んでいく。高速ボートは事前情報で席の後ろは水しぶきがかかりまくる、という事を知っていたので前の方に座ったのだが大正解、後ろの人はかわいそうなぐらいびしょ濡れになっていた人も居た。
高速ボートでは、目の前の老夫妻が日系二世とのことで片言の日本語で色々と話しかけてくれた。ホンダに勤めていた、妻はサンヨーで働いていた、子供は日本に住んでいる、などなど。飴もいただいた、懐かしい感じのジュースを飴にした感じの味わいであった。
昼食はパラカスの屋上レストランで。飲みの物にはインカ・コーラを頼む、駄菓子のような味わい。インカコーラはコカコーラ社が買収して今はグループ企業となっており、製造元はコカコーラ社がだとか。
パラカスから1.5時間ほど移動して、南米最大の砂丘とオアシスがあるワカチナへ。オアシスと村という組み合わせを見るのは初めて。オアシスのほとりでしばらくボーッと過ごす。
夕方からはバギーで砂丘ツアー。という内容だと勝手に思っていたのだけど「事故になっても自己責任で」的な誓約書が回ってきてサインをする。これは危険な可能性があるアクティビティなのでは?とこの時初めて認識する。バギーに乗り込むと高低差がある砂丘を高速で走り抜け、普通にジェットコースター並みの怖さ、というか運転をミスったりシートベルトが抜けたりすると普通に大怪我なので安全性が低いジェットコースターな感じでめちゃくちゃ楽し恐ろしかった。怖さと楽しさは紙一重なのだなぁ。
バギーが砂丘の高台(これも高台から落ちるギリギリで止める)に行き、そこからボードで砂丘を滑り落ちるというアクティビティも3回ほど。50-60度ぐらいありそうな斜面もあって、勢いが良い若者たちは飛び込んでいく。2/3ぐらいの人は滑り、チキンの人たち(アジア人はたいていしなかった、含む自分たち)は見守る。人によっては失敗してゴロゴロと砂場を転げ落ちて痛そうにしつつも笑う若者たち。
日の入りの時間帯は、地平が望める場所に行き、ゆっくりと沈む夕日を見る。日本ではずっと太平洋側に住んでいたため、綺麗に地平に沈む夕日、というのを見たことがほとんどなかったので、結構感動するなぁ。
暗くなってワカチナのオアシスに戻ると、夜のオアシスという感じでこれまた綺麗。そこから5時間弱ほどかけて、リマへと戻る。疲れていたためか、バスで寝ていたらほぼ一瞬でつく。バスもリラックスシート&トイレありで快適だった。帰りはリマへ戻る人と戻らない人(そのままワカチナに滞在するか、ナスカに移動する)が居て、たしかにワカチナからナスカへは近く(バスで5−6時間?)、ナスカへ行く人達も多そうであった。ナスカからクスコへもそこそこ近いので、リマ→パラカス→ワカチナ→ナスカ→クスコ(逆もある)という陸路の観光ルートも良さそうであった。最初から知っていたら、このルートを選んだかもしれないなぁ。