ロスグラシアレス国立公園のペリトモレノ氷河・南米13日目 / 2023年2月12日
エル・カラファテから氷河ツアー。朝7:30にツアーバスに乗り、ロス・グラシアレス国立公園へ。途中までは荒野の風景だったが、国立公園に入ると水源豊かになったからか、とたんに緑あふれる風景へ。
氷河がある湖につき、バスからフェリーに乗り換え、氷河のそばまで行き、そこから軽いトレッキングをして氷河まで向かう。
初めて見る氷河はとても青い。氷河ツアーの名前もブルーサファリだ。画像加工で青くしているのではなく、本当に写真ぐらいの青さ。氷河のテクスチャーは製氷機で作った氷を圧縮して作ったかのような。空気の粒も見えるが、触ってみると圧倒的に硬い。氷河は新雪の9倍ぐらいの密度で、10年ぐらいかけて溶けては固まってを繰り返してこの密度になるとか。氷河の温度も0度以下と思いきや、どこも融点を超える0度以上らしい。
みんなはしゃいで氷河とともに写真を撮る。自分たちもはしゃいで撮る。はしゃぎたくなるぐらい生の氷河に触れ合うとテンションが上がる。別のツアーでは氷河の上をトレッキングしている(1枚目の写真)。氷河の上をトレッキングするツアーを考えた人は、絶対崩れないであろう場所を見つけ安全面に気をつけたり、道を氷河の上にある程度作ったりする必要があって、色々すごいなぁ。
フェリーからバスに戻り、展望台エリアに。たくさんの展望台から、さまざまな角度で氷河を見下ろせる。遠くまで広がる氷河を観てると、大自然の雄大さに圧倒される。ときおり、ゴゴゴゴッという大きな音と主に氷山が崩れる姿が見える。崩れ去った氷山は湖に波を立て、欠片が広がっていく。
フェリーで配られた、氷河の氷で割ったお酒。贅沢な氷だなぁ。アルゼンチンというかこの辺の人たちは、マテ茶用の巨大な保温水筒とマテ茶カップをどこに行くにも持ち歩いている人が多い。マテ茶水筒用の「お湯」の自動販売機も見かける。
このツアーも絶景に次ぐ絶景という感じでとても良かった。普通に良い景色だったり、興味深いもの(氷河と山によって押しつぶされた断層とか化石とか)もあったのだけど、絶景だらけで記憶に残りづらく勿体ない。
帰り道のバスはちょっとお酒も入った影響か、寝ていたら一瞬でエル・カラファテの街につく。疲れて市街地まで夕食を食べに行く力がなさそうだったので、近くのスーパーで夕食の購入。はしゃぐ妻。