ビーグル水道・南米10日目 / 2023年2月9日
朝食はTante Sara Pastelería & Caféで。毎度ながらMedialunaにハムタマゴを挟んだものを食べてしまう。人気店だけあって雰囲気もあるし美味しい。菓子パンは量り売りもしているようで、常連客なのか周囲のホテルやB&Bなのか、数十個単位で買っていく人も居て面白い。
昨日とはうってかわって今日はだいぶ良い天気そう。晴れの日に改めてウシュアイアの港を眺める。街は山沿いにあって、かつ目の前は海というダイナミックな景色。
ビーグル水道ツアーへ。ビーグル水道はウシュアイアの南を通る約240kmの海峡で、ダーウィンが世界一周で通ったルートでその時の船がビーグル号だったことから名付けられたらしい。
海峡に出ると、海を挟んで尖った山々に囲まれた景色をひたすら進みつつ、点在する島々の動物、トドやペンギンのような鳥(飛べる)、を眺める。ペンギンは季節柄か今は居ないよう。360度パノラマ良い景色で最高であった。
最後に船着き場がある大きめな島を散歩。島はデス・ストランディングのような世界で、木々はなく岩と背丈が低い植物の風景。海峡を挟んで周りは山々。世界の果て感ある。
また、申し込んだPatagonia Adventure Explorerというところのツアー船が乗客25名ほどとちょうどよいサイズの船で、2階も1階も展望デッキがあって良い見晴らしでとても良かった。もっと大きいサイズの船も、小さいサイズの船もあったが、これぐらいのサイズがベストなバランスに感じた。
ツアー後の遅めの昼食をMartinicaで肉々しいサンドイッチ(写真で一人前)とエンパナーダを頼む。アルゼンチンでは牛肉を大きく薄くスライスしたものを使った料理をよく見かける。この料理やミラネサもそうだ。お腹いっぱいになり、夕食は入らなさそうだ。
夜散歩。小高いアンテナその辺に建っていた。21時手前の曇り空でもこの明るさよ。商店やカフェは21時までが多く、レストランは0時ぐらいまでが多いようだ。一日の明るい時間帯が長いのは良いよなぁ、反対に冬はだいぶ短くなってしまうのだろうけど。
遅めの昼食をたっぷり食べたおかげで、ちゃんとした夕飯は食べる余力が腹的になく、適当にエンパナーダでも買って食べるかとコンビニ(的な店)に立ち寄ると、まるちゃんのカップラーメンを見かける。アルゼンチンのカップラーメンの味はどんなもんだろうと買って(牛肉味とエビ味)みて食べると、味がやたらと薄くて美味しくない。アパートにあった塩を足して味を調整すると、なんとか及第点の味になった。アルゼンチン、料理屋でも味付けが薄いことがかなり多く、大抵塩コショウオリーブオイル等々が出てきてお客が各々好みの味付けにする。なお、カップラーメンを値段をよく見ずに買ったところ、日本円で約240円であった、チェーン店のエンパナーダが4-5個買えるお値段!!
今日の持ち歩きカメラはGR IIIとIIIx。ポケットの左と右に入れておいて、必要な焦点距離(28mm/40mm)で使うカメラを選ぶ。治安が良い場所、かつ船の上など重さがさほど気にならないようなシチュエーションでは、前回旅行で持っていったようなミラーレスカメラと24-200mmの便利レンズがあればなぁと思いつつも、焦点距離がなければないでどうにかするので、GRのみでやはり良かったかな。IIIxのクリッピングによる換算71mmの焦点距離なら、いわゆる中望遠画角ぐらいなので、なんとかなるかなぁという感想だ。