ブエノスアイレスからウシュアイアへ・南米9日目 / 2023年2月8日
朝食は近くのカフェでコーヒーとmedialunaや菓子パンのセットを買ってホテルで食べる。Retiro駅構内にまだ行ってなかったよなーと散歩がてら訪れる。Retiro駅や駅前の公園、時計塔、好きな雰囲気なのだよなぁ。将軍広場では伝統的な軍服を着て何かセレモニーが行われていた。
昼食は1810というお店でエンパナーダ。オーブンでリベイクされ、食べるときにはホカホカザクザク。ハムチーズ味がカルボナーラのよう。
タクシーで空港へ行く途中に高速に乗ると、朝行ったRetiro駅から先は延々とスラムが続くのが見え、貧富の差を生で感じる。ブエノスアイレスからウシュアイアへ4時間弱の国内線フライト。羽田から上海ぐらいの飛行時間だ。空港はごった返していた。
フライト中、アナウンスでスタッフのどなたかが誕生日のようで、機内拍手喝采、ハッピバースデートゥーユーを歌う人も。無事着陸後、また拍手喝采。みんなで喜びを分かち合ってる感じで気持ちが良い。このみんなで拍手する文化はどの辺由来なのだろうか。
ウシュアイアはアルゼンチン最南端の街で、世界の果てとも呼ばれているそう。南極大陸への観光船も出ている、ぐらい南極に近いところ。温度は最高気温が10度ぐらいと、夏だけど結構寒い。日本(栃木・最高気温0度強)→ブエノスアイレス(30度)→ウシュアイア(12度)と、最高気温が乱高下している。到着するとあいにくの雨。空港がログハウスっぽいデザインで面白い。
泊まる場所に荷物を置き、夕食に出かける。こちらの夕食は20時〜22時ぐらいがピークタイムで、ちょうどその時間帯。Moustacchioというお店へ。空席がないぐらい賑わっていた。イカのパエリアと羊肉を焼いたもの。羊肉は羊臭さがほとんどなくてびっくりする。ぺろりと平らげる。
夕食を終え外に出ると、22時でもマジックアワーの明るさ。日の入りはいわゆる夏至からだいぶ日が経った2月でも21時42分とな。雨も上がり、海沿いに出ると多分南極に行くであろう豪華客船が浮かんでいて、その後方には尖った山々。霧がかっていて、美しいなぁ。
久しぶりの海外だし南米の肩慣らしにと、ブエノスアイレスに8日ほど滞在したが、飽きずに毎日楽しめた。行く前はブエノスアイレスのイメージがまるでなかったが、大きな街路樹あふれるヨーロッパ風町並みの大都市という感じでウロウロするだけで楽しい。料理も美味しい。滞在費も東京の50%ぐらいの費用感で思ったほどは高くない。
治安も安全と言われるエリアの日が出ている時間帯(といっても今は季節柄21時弱まで明るい)にウロウロしていたので、いわゆる一般的な海外での治安に気をつける行動を取っていれば特に怖い感じもしなかった。公共交通機関も地下鉄・バスも充実しているしUberもあるので配車も簡単。英語はあまり通じる感じはしなく、片言のスペイン語でやりすごす。
というわけでブエノスアイレス、ブラブラするのにおすすめできる場所なのだけど、日本からは飛行時間(最短でも乗り換え一回で26時間ぐらい、私達は32時間かかった)と飛行機代がネックで、海外で安く過ごしたかったら東南アジア・インド・中央アジア等々の候補が上がるだろうし、1−2週間ぐらいの滞在ならヨーロッパのほうが飛行機代を考えると安くついてしまう。ので、なかなか行く候補に入りづらいし、日本在住の人に勧めるかというと難しいよなぁ。南米に来た際/すきあらば行ってみてほしい。