うさくんの日記 / 2022年1月11日
朝イチで近くの皮膚科へ。受付の10分前到着で、3人ほどすでに待っていて、自分は4人め。診察時間になると20人ぐらいの待人数になっていたので、早めに行ってよかった。診てもらい、抗生物質や炎症を抑える薬を出してもらう。
自分主観では親切で良い病院だったのだけど、Google Maps のクチコミではひどく悪い。今まで訪れた他の病院も Google Maps では基本的に悪いコメントばかりで、病院クチコミに関しては Google Maps は納得がいかなかった人たち、とりわけ自分の健康に対して納得いかないと負の感情が芽生えやすいだろうから、ストレスのぶつけ場になっていて全く参考にならない。
ふとしたことで辿り着いた、うさくん(漫画家。水沢悦子と作風やコマ割りがとても似ている)の日記を読む。古き良きテイストの個人サイトから掲示板を除いた感じのTHEホームページの1コンテンツ。毎日更新されている。
水沢悦子作品のヤコとポコでは、インターネットがなくなった後の情報過多では無い世界が描かれているし、もしもし、てるみですでは中学生がミライフォン(スマートフォン)でSNSにハマる中、あえてガラケー的な電話に変えた中学生とその販売会社の店員(てるみさん)を描いている。どちらの作品もなんとなくそういう世界観を描いてみた、というよりしっかり考えられて書かれていて、どういう背景から作品が生まれたのだろうと思っていたのだけど、日記を読むとなるほど納得。
自分が理解する限りでは、SNSやインターネットを通して心無い声が届いたり、良い評価も悪い評価もダイレクトに見えてしまう世の中になり、かつ評価される作品・作者も見える化されてしまう世の中は、一部の人には生きにくくなってしまった。また、人と交流することで、どう見られるかの忖度が生まれ自由にできなくなるため、SNSやホームページでの交流をできる限り避る。いろいろなことを気にかけなくてはならない商業連載もやめる(ので、ヤコとポコも次回7巻が最終巻)。
自身や作家性をインターネット社会でどう保つか、といったことがうさくんの日記やコンテンツを通してひしびしと伝わってきて、考えさせられるなぁ。ちなみにヤコとポコは万人におすすめできる、好きな作品なので未読の方は是非。(うさくん作品もほとんど読んでいて好きな作品も多いが、微エロや下ネタも含まれるので)
透明の花瓶が増えてきて、これはこれで良いのだけど、そろそろ透明以外のバリエーションも増やしていきたい。