2021年9月8日
マイクロサービス関連の知識が、古いまま間違った感じになってはなかろうか、と書籍モノリスからマイクロサービスへ、を読む。だいたい自分の知識通りのことで、マイクロサービス化するメリット・デメリット、どんな状況で検討すべきか、永続的なデータベース設計に対する考え方、後半は細かな手法などなど。マイクロサービス化に限ったことではないが、書籍では物事の「可逆性」と「不可逆性」について述べ、不可逆性の物は(例えば公開しているAPI)しっかりと検討・検証して保守的に進むこと、可逆性な性質な物(例えばプログラミング言語)はバーンとやって失敗したら巻き戻せば良い。モノリスからマイクロサービスへは小さな失敗はたくさん簡単につめる。
また、マイクロサービスにする場合はクリーンボックスとして昔の実装は無視して、外部から観測できる振る舞いを察して新しい実装を1から書きがちだけど、可能なら古いコードを理解しよう、古いコードにも価値があるんだ(踏み外すと大変な仕様とか)的な説教話もじゃまにならない程度にちょこちょこ入っていて、おじさんとしては共感を持てる。
読み込んでなにか新しい知識が得られる、というよりは昔を懐かしむ読み物としてさらっと読めた。
横浜を離れるということが決まった途端に、あーもっと横浜を楽しんでおけば…という気持ちが芽生える不思議。というわけで最近行けてなかったスカイスパで整う。やたら混んでいたなぁ。このめちゃくちゃ熱いアウフグースも気軽に味わえなくなってしまうのか。