エベレスト遊覧飛行・カトマンズからデリーへ / 世界一周86日目
先日登った山はアンナプルナ周辺だったので、せっかくネパールへ来たのだからエベレストを一度は肉眼で見てみよう、とエベレスト遊覧飛行に行くため朝5時起きで空港へ。6:45予定のフライトだったのだけど、エベレストの天候待ちで8:45ごろ、2時間はたっぷりと遅れてのフライト。朝待っている時とても寒く、もっと厚着で来るべきだった。たまたま一緒のフライトだった女性は、いままで二回天候関係でフライトできなかったらしく、3度目にしてやっと乗れた、とのことで2時間遅れ程度で一回で乗れた自分たちはまだ良い方なのかもしれない。
飛行機は、山を見るため前席窓際のみという配置で、行きは左側が、帰りは右側から山々を見ることができる。カトマンズを飛び立ちちょっと経つと、窓一面どこを切り取っても7000m〜の雪山ばかりの息を飲む壮大な景色で、ずっと外を見ていた。折り返し地点の手前でエベレストが奥に見え、ああこれが世界最高峰かぁと感慨深い。エベレストの山々が見えない方の席になると、順次コックピットに案内され、実際のパイロットが通信しながらのフライト中のコックピットを見ることができた。また最後におめでたい感の演出だろうか、なぜか機内でシャンパンのサービスがあって面白い。
エベレスト遊覧飛行、そのまま午後のカトマンズフライトにも乗れるし、値段もイエティ航空などの航空会社で予約すれば160$程度(オフシーズンだったからかも)で旅行会社(軒並み198$)に頼むより断然お得だった。エベレストの山々を飛行機から見る体験も良かった。
その後、ニューデリーに向かうために直接カトマンズのインターナルエアポートへ。ドメスティックエアポートから徒歩10分ぐらいと、割と離れていた。チェックインカウンターは大混雑で、シーズンの最中だとさらに混沌とするのだろうなぁ、とたっぷりまってチェックイン。ネパールでは海外に行くことが珍しい・海外へ働きに行くためしばらく帰ってこれないからか、空港のゲート外は家族や友人と思われる人たちがじーっと見送っている人たちが数多くいた。
フライトはまた1時間半は遅れての出発。ただそのため丁度夕方のフライトでかつ運良くヒマラヤが見える窓際の席で、ニューデリーまではヒマラヤの横を通っていくため、夕陽がさすヒマラヤの山々も見ることができて運が良かった。太陽が地平線に落ちると、オレンジ色の部分と青色の部分が地平に沿って斜めに走っていて、昼と夜の境界線のようだ。
18:30すぎにニューデリーの国際空港へ到着。9カ国目。アライバルビザカウンターは、言われた通りに並ぶと違ったり、書類チェックの人が再三チェックに来てOKと言ったのに書類不備があったり、支払い窓口の職員が帰りたいからかやたらと不機嫌に怒鳴りつけてきたりと、早速インドの洗礼を受け1時間半ほどかかってやっとビザが発行された。
空港の外に出ると街は霧状、目に見える恐ろしいほどの大気汚染で、AQIは390ほどとハノイの2倍以上の汚染数値だ。クラクションけたたましい道を歩いてホテルにつくと、チップ目当てのボーイがふてぶてしい感じで部屋を案内し、やっと部屋で一息、と思ったらシャワーが誰が見ても明らかに壊れている。連絡して部屋を交換したが、そこのシャワーも壊れていて「もう他の部屋はない。ホットシャワーは出ないが蛇口から暖かいお湯は出るからそれでいい?」と言われ、これが噂に聞くインドでホットシャワー出ないホテルというやつか…を体験した。もう時間も時間で他のホテルも探すのも疲れる ので、一泊限りだしここでいいやという気分になった。予約したのはインド最大手OTAのOYOのホテルななのだけど、最王手だけあって日本のアパホテルのようにどこでも最低限の品質があるのかと思っていたけど、そうでは無いみたいだなぁ。