少数民族の暮らす観光村 / 世界一周59日目
朝、チェンマイ中を走っているソンテウ(赤いトゥクトゥク)を交渉し1日チャーターする。行きたい三ヶ所を回ってもらうコースで1000THBでまとまる。
最初に行ったのは、様々な少数民族が暮らしている村、Baan Tong Luang へ1時間ほどかけて移動。ルアンパバーンでカラフルな縫い物を見たとき、それがモン族の伝統的な物と知り、どんな民族なのか知りたくなり、チェンマイからは見に行けるとのことで興味に持ったのであった。村では他にも、女性は首にリングをすることで首を長くする風習があるパドゥン族等々、7つの部族が住んでいるという。
といっても、もともとこの場所に暮らしているわけではなく、観光のため様々な少数民族の人たちがこの村に暮らし、入場料(外国人は500THB)や軒先で売っている土産物で生計を立てている。
ある意味、人の生活が見せ物的な形になってしまっているため、賛否両論あるとのことだが、本人たちが良ければ部外者があれこれ言うものでもないし、ただこのような状況を受け入れるしかない状況ならどうなのかなぁ。今まで知らなかったのだけれど、タイやラオス、バングラディッシュ等に居る少数民族は、ミャンマーからの難民が数多く居るとされ、彼らは帰るべき国はなく、その日その日を難民キャンプや非合法(国籍がないのにその国に住んでいる)な集落で暮らしている。今はぶらり海外暮らしな自分も、帰るべき国は明確にあるし日本は海に囲まれているため受け入れ難民も少なく、今まで帰るべき国が無い、という状況を考えたとがなかったので、色々と考えせられる。
話は変わって、村で入場チケットを買おうと財布を開けると、いつも使っているクレジットカードが無い!昨日使ったのでその後落としたのか無くしたのか盗まれたのか…、ホテルに電話して念のため部屋に落ちてないかを調べてもらうがカードは見つからず、カード会社に電話してカードを止めてもらう。これで旅行して早々に1枚目のカードが使えなくなったのであった、トホホ。
その後、また1時間ほど移動してモン族の村Don Puiへ。こちらは完全に道沿いに土産物屋が並んでいるだけ、とも言える感じで、わざわざ行くほどのものでもない感。ただ、ここにあるカオソイ屋ข้าวซอยลุงสุรินทร์(読み方が分からない…)では、ムスリルのおばさんが作っているハラルカオソイが食べられ、飲みやすいスープで美味しかったことと、また鶏冠が黒い鶏を初めてみたため印象に残った。
夕方はそこからまた30分ほどのDoi Suthep寺院へ。ここも金色に輝く煌びやかな寺院で、数々の仏像があり、また高台にあるためチェンマイの街が一望できた。