マレーシアの伝統菓子教室 / 世界一周8日目
朝食は近くのローカル中華フード屋で。素麺のようなビーフン麺を茹でた海鮮出汁麺(5RM≒125円ほど)と、コンデンスミルクが少々入ったコーヒー(1.3RM)を頂く。麺はさっぱりとしていて朝食にちょうど良いし、コーヒーはシンガポールで飲んだコンデンスミルク入りより、だいぶ甘さ控えめで美味しくいただけた。
午後は妻が菓子作り好きなので、せっかくなのでマレーシアの伝統菓子教室に参加(一人120RM)してみる。今は、AirBnBやTripAdviserなどで簡単に探せ、かつレビューがあるため安心して参加ができて便利な世の中だなぁ。
行く前からの先生からのメッセージのやり取りは懇切丁寧で、教室はマラッカ中心部から車で15分ほどのところなのだけど、Grab の運転手が GoogleMaps のナビを使うとたどり着けないから、Wazeというナビゲーションアプリを使ってね、とのこと。Waze、知らなかったので調べてみると、クラウドソーシングを使って、道路の稼働状況や渋滞、速度、実際に通れる道等々をユーザの行動によって集めているようで、また精度がまだイマイチと思われる箇所にはアイテムを出現させ、ドライバーにそのルートを通ってもらうことでデータを集める、などのゲーミフィケーションも盛り込んでるようだ。なお、2013年にすでにGoogleに買収されていて、Wazeのデータは適宜GoogleMapsにフィードバックされているっぽいけど、タイムラグがあるので、現地の人はWazeを使っている人も多いようだ。そういえばWazeはイスラエルの会社のサービスなのだけど、イスラエルは市場が狭く、基本上場を目指すよりもバイアウトを目指しているベンチャーがほとんど、という話を聞いてなるほど〜、と思った。
料理教室自体は、わかりやすい英語で、丁寧かつ叱らずにモチベーションを上げるコミニュケーションで、評価が高い教室なのも頷けるなぁ。三時間弱の時間で、Kuih Lapis (ミルクレープのような、8レイヤーの食べ物、味はココナッツフレーバーういろう)、Pineapple Tarts(クッキーのパイナップルジャムのせ)、Onde-Onde(ココナッツ砂糖入り餅)を作った。
料理教室の開かれた場所は、先生の両親の家だったのだけど、さながら豪邸(お父さんが社長らしい)で、マレーシアの豪邸に入れたのも良い体験だった。家の周りは熱帯雨林が茂っていて、その辺でマンゴー、ココナッツ、バナナの木が雑然と生えていて、リスがいたり猿がいたりと(サルは外のゴミ箱を漁るので困るらしい)、現地感も味わえた。
夕方、土砂降り雷雨スコール。今日は一日雨が降ったり止んだりだったのだけど、先生曰く、今は雨季じゃないから、こういう天気は二週間に一度ぐらいかな、他は毎日ちょっと雨が降るぐらい、とのことだった。宿は周りがトタン屋根なこともあり、雨音がとても大きかった。
夕食は、教えてもらった蟹料理屋に行こうと思ったのだが、大雨のため出られず、しかたなくすぐそばのヴィーガン料理屋に入ったのだけど、そこのヴィーガン料理が、豆腐はまるで肉のようだし、エビチリのエビをマッシュルームでうまくアレンジしていているし、海苔が少量入ることでアクセントをつけていたり、と今まで美味しいヴィーガン料理を食べたことがなかったのだけど、とても美味しくて大満足だった。
細麺
コーヒー
一層一層流しては蒸して、を繰り返し時間が結構かかる。最後の層の食紅は強めに。
この中に、ココナッツ砂糖を固体のまま入れて茹でることで、砂糖が溶けて液体となる。食べた時は胡麻団子のように、口の中に液体が広がる。
冷まします
切ったもの。味はういろうに近い。
完成。
ヴィーガン料理。工夫されていて、すごく美味しい。