A Day in the Life

ウシュアイアの朝日・ティエラデルフエゴ国立公園・カニチーズ雑炊・南米11日目 / 2023年2月10日

目覚めると良い天気だったので、朝日を見に海へ。ぼーっとしながら異国で日の出を眺める。人懐っこいカモメが周りをウロウロしている。よく見るとかわいそうに片足がなく、人間から餌をもらうというのが生存戦略になってそうだった。持っていたパンをちょっとあげると素早く食いつく。


ティエラ・デル・フエゴ国営公園へのバスツアーへ参加。国立公園には結構歩けるルートがありそうだったので、バスで回って2〜3時間歩いて、みたいなものを想像していたが、各名所へバスで行って20-30分自由行動、みたいなタイプであった。旅行会社によってプランは様々なようで、ちゃんと調べなかった自分が悪いのだが、景色はどこも良かったので、もっと歩いてみたかったなぁ。この国立公園、やたらめったら宿り木があって興味深かった。

ウマも柵がないそこら辺で放し飼いされていて牧歌的、まるでゼルダBoWの風景のよう。昨日から例えがゲームばかりだな…。


今日は昼食はあまりとらず、地元のレストランでしっかり夕食を食べようとお腹を減らしてIsabel, Cocina al discoへ。17時30ごろ行くと人気店なのにお客は私達だけ。みんな20時ぐらい〜が夕食なので時間的には早すぎなのだけど、空いていて快適だった。

地元名物カニを使った、カニチーズ雑炊的なものを頼む。写真ではわかりにくいが、やたらデカイ鉄鍋に入って出てくる。二人分とメニューにはあったが、日本なら3〜4人分ぐらいのサイズ。カニを一匹つかっているようで、中も蟹の身がザクザク出てくる。大満足なカニ度。なんとか食べ終わるとお腹いっぱいであった。

撮影機材RICOH GR III/ricoh gr iiix

ビーグル水道・南米10日目 / 2023年2月9日


朝食はTante Sara Pastelería & Caféで。毎度ながらMedialunaにハムタマゴを挟んだものを食べてしまう。人気店だけあって雰囲気もあるし美味しい。菓子パンは量り売りもしているようで、常連客なのか周囲のホテルやB&Bなのか、数十個単位で買っていく人も居て面白い。


昨日とはうってかわって今日はだいぶ良い天気そう。晴れの日に改めてウシュアイアの港を眺める。街は山沿いにあって、かつ目の前は海というダイナミックな景色。


ビーグル水道ツアーへ。ビーグル水道はウシュアイアの南を通る約240kmの海峡で、ダーウィンが世界一周で通ったルートでその時の船がビーグル号だったことから名付けられたらしい。

海峡に出ると、海を挟んで尖った山々に囲まれた景色をひたすら進みつつ、点在する島々の動物、トドやペンギンのような鳥(飛べる)、を眺める。ペンギンは季節柄か今は居ないよう。360度パノラマ良い景色で最高であった。


最後に船着き場がある大きめな島を散歩。島はデス・ストランディングのような世界で、木々はなく岩と背丈が低い植物の風景。海峡を挟んで周りは山々。世界の果て感ある。

また、申し込んだPatagonia Adventure Explorerというところのツアー船が乗客25名ほどとちょうどよいサイズの船で、2階も1階も展望デッキがあって良い見晴らしでとても良かった。もっと大きいサイズの船も、小さいサイズの船もあったが、これぐらいのサイズがベストなバランスに感じた。


ツアー後の遅めの昼食をMartinicaで肉々しいサンドイッチ(写真で一人前)とエンパナーダを頼む。アルゼンチンでは牛肉を大きく薄くスライスしたものを使った料理をよく見かける。この料理やミラネサもそうだ。お腹いっぱいになり、夕食は入らなさそうだ。


夜散歩。小高いアンテナその辺に建っていた。21時手前の曇り空でもこの明るさよ。商店やカフェは21時までが多く、レストランは0時ぐらいまでが多いようだ。一日の明るい時間帯が長いのは良いよなぁ、反対に冬はだいぶ短くなってしまうのだろうけど。


遅めの昼食をたっぷり食べたおかげで、ちゃんとした夕飯は食べる余力が腹的になく、適当にエンパナーダでも買って食べるかとコンビニ(的な店)に立ち寄ると、まるちゃんのカップラーメンを見かける。アルゼンチンのカップラーメンの味はどんなもんだろうと買って(牛肉味とエビ味)みて食べると、味がやたらと薄くて美味しくない。アパートにあった塩を足して味を調整すると、なんとか及第点の味になった。アルゼンチン、料理屋でも味付けが薄いことがかなり多く、大抵塩コショウオリーブオイル等々が出てきてお客が各々好みの味付けにする。なお、カップラーメンを値段をよく見ずに買ったところ、日本円で約240円であった、チェーン店のエンパナーダが4-5個買えるお値段!!


今日の持ち歩きカメラはGR IIIとIIIx。ポケットの左と右に入れておいて、必要な焦点距離(28mm/40mm)で使うカメラを選ぶ。治安が良い場所、かつ船の上など重さがさほど気にならないようなシチュエーションでは、前回旅行で持っていったようなミラーレスカメラと24-200mmの便利レンズがあればなぁと思いつつも、焦点距離がなければないでどうにかするので、GRのみでやはり良かったかな。IIIxのクリッピングによる換算71mmの焦点距離なら、いわゆる中望遠画角ぐらいなので、なんとかなるかなぁという感想だ。

撮影機材RICOH GR III/ricoh gr iiix

ブエノスアイレスからウシュアイアへ・南米9日目 / 2023年2月8日


朝食は近くのカフェでコーヒーとmedialunaや菓子パンのセットを買ってホテルで食べる。Retiro駅構内にまだ行ってなかったよなーと散歩がてら訪れる。Retiro駅や駅前の公園、時計塔、好きな雰囲気なのだよなぁ。将軍広場では伝統的な軍服を着て何かセレモニーが行われていた。


昼食は1810というお店でエンパナーダ。オーブンでリベイクされ、食べるときにはホカホカザクザク。ハムチーズ味がカルボナーラのよう。


タクシーで空港へ行く途中に高速に乗ると、朝行ったRetiro駅から先は延々とスラムが続くのが見え、貧富の差を生で感じる。ブエノスアイレスからウシュアイアへ4時間弱の国内線フライト。羽田から上海ぐらいの飛行時間だ。空港はごった返していた。


フライト中、アナウンスでスタッフのどなたかが誕生日のようで、機内拍手喝采、ハッピバースデートゥーユーを歌う人も。無事着陸後、また拍手喝采。みんなで喜びを分かち合ってる感じで気持ちが良い。このみんなで拍手する文化はどの辺由来なのだろうか。


ウシュアイアはアルゼンチン最南端の街で、世界の果てとも呼ばれているそう。南極大陸への観光船も出ている、ぐらい南極に近いところ。温度は最高気温が10度ぐらいと、夏だけど結構寒い。日本(栃木・最高気温0度強)→ブエノスアイレス(30度)→ウシュアイア(12度)と、最高気温が乱高下している。到着するとあいにくの雨。空港がログハウスっぽいデザインで面白い。


泊まる場所に荷物を置き、夕食に出かける。こちらの夕食は20時〜22時ぐらいがピークタイムで、ちょうどその時間帯。Moustacchioというお店へ。空席がないぐらい賑わっていた。イカのパエリアと羊肉を焼いたもの。羊肉は羊臭さがほとんどなくてびっくりする。ぺろりと平らげる。


夕食を終え外に出ると、22時でもマジックアワーの明るさ。日の入りはいわゆる夏至からだいぶ日が経った2月でも21時42分とな。雨も上がり、海沿いに出ると多分南極に行くであろう豪華客船が浮かんでいて、その後方には尖った山々。霧がかっていて、美しいなぁ。


久しぶりの海外だし南米の肩慣らしにと、ブエノスアイレスに8日ほど滞在したが、飽きずに毎日楽しめた。行く前はブエノスアイレスのイメージがまるでなかったが、大きな街路樹あふれるヨーロッパ風町並みの大都市という感じでウロウロするだけで楽しい。料理も美味しい。滞在費も東京の50%ぐらいの費用感で思ったほどは高くない。

治安も安全と言われるエリアの日が出ている時間帯(といっても今は季節柄21時弱まで明るい)にウロウロしていたので、いわゆる一般的な海外での治安に気をつける行動を取っていれば特に怖い感じもしなかった。公共交通機関も地下鉄・バスも充実しているしUberもあるので配車も簡単。英語はあまり通じる感じはしなく、片言のスペイン語でやりすごす。

というわけでブエノスアイレス、ブラブラするのにおすすめできる場所なのだけど、日本からは飛行時間(最短でも乗り換え一回で26時間ぐらい、私達は32時間かかった)と飛行機代がネックで、海外で安く過ごしたかったら東南アジア・インド・中央アジア等々の候補が上がるだろうし、1−2週間ぐらいの滞在ならヨーロッパのほうが飛行機代を考えると安くついてしまう。ので、なかなか行く候補に入りづらいし、日本在住の人に勧めるかというと難しいよなぁ。南米に来た際/すきあらば行ってみてほしい。

撮影機材RICOH GR III/Galaxy S20

中華街・パリジャーダ・南米8日目 / 2023年2月7日

朝食はNegro Cueva de Caféでカフェラテとのセット。ここのmedialunaはふわっと柔らかい。ラテはミルクがふわっとした甘さで美味しい。


朝食の帰り道にスタバへ。この辺でスタバはやたらと見かけ、2ブロックに1つはあるのでは、というほどその辺にある。スタバに限らず、チェーン店でも店ごとにデザインが違ってオシャンティ。妻が一度は飲んでみたいと言っていた、アルゼンチンのスタバ限定のカフェ・コン・レチェのフラペチーノを頼む。キャラメルフラペチーノのような味。


中華街へ。中華街にいるの大半が欧米の人、という光景が面白い。


中華街へ行く途中だったり、中華街近隣散歩だったり。ブラブラするだけで楽しい。


地下鉄で、隣の車両でカラオケ的な歌が聞こえてくる。なんだろうと思っていると、スピーカーをカートに載せた盲目の女性が歩いてこちらの車両へ。手持ちのマイクでちょっと喋ったあと、カラオケで歌を歌いだす。終わると車内で拍手が起き、十人弱が(女性が盲目なので)声をかけてお金を寄付する。喜捨の一つの形だろうか。女性は杖を突きながらまた別の車両へ行き歌を歌う、を繰り返しているようだ。


夕食はLa Estancia Asador Criolloで、アサード(炭火焼き)の盛り合わせのParillaga(パリジャーダ)を食べる。骨付き肉、鶏肉、ホルモン、レバー、ブラッドソーセージ等肉々しい。写真ではプレートの巨大さ(これでも1-2人前、二人では全部食べきれず)をうまく表現できず。炭火コンロの上に乗って出てくるので最後までアツアツ。とりわけレバーが今まで食べたことのない、ホロホロだけどしっかりとウマさを感じさせてくれる。


夜は日本との時差12時間ミーティングを数時間行う。Google Meet では遅延が生じがちだったので、Meetより安定していたZoomで行う。回線速度にいささかの不安(ホテルの他の回線使用状況に左右される)があったが、ほぼ滞りなくすんでよかった。

今回の旅行は、旅行しつつも最低限の仕事をちょっとはする、もコンセプトにしていて、非同期で問題ない仕事はネット回線さえあればできるし、同期的なやり取りが必要なものは回線が安定しそうな特定日に集中させてお願いしている。前々からこの期間に長期で海外に出るとは伝えてきたものの、そのような中で実際に仕事ができてありがたい。

撮影機材ricoh gr iiix/RICOH GR III

ウルグアイのコロニア デル サクラメント・南米7日目 / 2023年2月6日


朝食はMedialunaにハムチーズを挟んだものがまた食べたくなり、THEローカルな別の店へ。昨日の店より値段が半額ぐらいなだけあって、まぁまぁの旨さ。観光で来ると特定の現地料理を食べれるのはせいぜい数回で、当たり前だけど店によって全然クオリティが異なる。ので、1,2回だけ食べて上手い不味い好き嫌いを判定するのは危険だよなぁ。


お隣の国、ウルグアイのコロニア デル サクラメントへ日帰り渡航。ブエノスアイレスからは船で片道1.5時間ほど。甲板は日差しと風が強いが、フェリーから眺めるブエノスアイレスも違った角度で楽しい。フェリーの中は十分クーラーが効いていて涼しいので、陸地が見えなくなったら中でゆっくりと。


コロニア デル サクラメントは歴史的な町並みが世界遺産に登録されているという。ブエノスアイレスの喧騒とは打って変わって、のどかな田舎町という感じで、石造りの道・建物・街路樹・海が夏の陽気もあいまって、ゆっくりとした時間を過ごす。今まで行った街ではルアンパバーンが似ている感じかもしれない。


昼食はサクラメントのローカル店でミラネサを再び食べる。今回食べた店のミラネサは、薄いながらも味がしっかりとしたお肉で食べごたえ十分で美味しかったな。基本どこでもクレジットカードが使えるようで、現地通貨のウルグアイ・ペソを持ってなくても困らなかった。

今日は30度超えの暑さで、散歩をしていると汗ダラダラとなる。木々の木漏れ日の下のベンチでしばし寝る。時折うるさいぐらいの鳥のさえずりがBGMになり、贅沢な時間だった。

撮影機材RICOH GR III

Medialunas美味しい・コロン劇場・南米6日目 / 2023年2月5日

朝食は近くのカフェCafé Valerioで、クロワッサンぽい見た目のパン、Medialunasにハムチーズを挟んだもの。カロリーうまし。Medialunasは結構甘いのだけど、それに塩味のハムチーズが合う。Medialunas自体が、自分の好みな感じだ。街中は日曜で殆どの店が休みのため、閑散としている。サッカーのユニフォームを着た集団が楽しそうに踊っていた。至るところでサッカー・メッシーグッズを見かける。


世界三大劇場であるコロン劇場をツアーで見学。さすが世界三大劇場を謳っているだけあって荘厳な感じ。特等の観覧席に座ってホールを見渡すと、劇には全く疎いのだが感慨深いものがあった。こんな席で劇を観たいものだ。


昼食は有名ピザ屋のEl Cuartitoで。安いしウマい、店内も活気があって楽しげ。その後周辺を散歩しながら、スーパーDiscoに寄ったり妻お気に入りのRapaNuiによったり。スーパーにはKaniKamaが売っていて、その名前で認知されているのだなぁ。公園の木々はたいていどこも見事で、毎度写真を撮ってしまう。


夜は港の方へ。古い港を新しくしてレンガ造りを活かしたり高層マンションがたったり公演を整備したりしている様はまさにみなとみらい感がある。日曜の夜だからか、やたらと人で賑わっていた。これだけ人が多いと夜でも安心な感じ。晩飯にはチョリソーを食べる。

おたよりコーナー

南米、いまの季節はすごいよさそうですね。北米は冬なので、売ってる野菜や果物はだいたい中南米から来てます。

--森田

この辺は最高気温30度弱ぐらいで、ちょうどTシャツ一枚で過ごしやすい季節ですね。なるほど、季節逆だと季節モノは南半球のものなんですねぇ。

撮影機材RICOH GR III

カミニート・サンモルテ市場・レコレータ墓地・南米5日目 / 2023年2月4日

昨晩は睡眠導入剤を飲んだためか、きちんと睡眠することができて目覚める。時差ボケ対策に、もっと早いうちに飲んでおくべきだった。朝食はFlorida Gardenで。朝食セットと、妻が食べたがっていたチーズケーキを頼む。日本のチーズケーキの倍ぐらいの大きさ。面白い味。


バスで、タンゴ発祥の地カミニートへ。カラフルに彩られた場所で、そこらかしこに土産物屋が立ち並び、THE観光地という感じ。しかしながらカミニート中心部からから1ブロック以上離れるととたんに治安が悪くなり、毎年のように観光客が刺されたり銃で打たれたりしている場所なのだけど、割と周辺も彩り豊か・アート的な感じがするのでついうっかり、というのもわかる気がする。


続いてバスでサンモルテ市場へ。いろいろな店があって目移りする。昼食にチョリソー屋でチョリソーを食べる、めちゃうまい。パンを焼いたものにソーセージを挟んだもの、というとただのホットドッグのように聞こえるが、ソーセージはビーフでパンもソーセージもカリカリに焼いてあって肉の旨さが感じられる。その後、エンパナーダ専門店でハムチーズを食べる。こちらも安価なチェーン店のものより3倍ぐらい価格も高いだけあって、サクトロウマい。また食べたい旨さ。


サンモルテ市場の横の公園で休憩。土日は蚤の市がやってるようで、いろいろなものが売られていた。どの公園も木々が大きいこともあって、緑豊かだ。その横のアイス屋でジェラートを食べる。日本じゃ見ない不思議な形のコーン。


レコレータ墓地へ。入り口の電子チケットもぎりの方に、どこから来たの?と言われたので日本と答えると「えーー日本!ちょっとまって!日本!」的なテンションで、墓地のおすすめ道順や観光スポットの説明を日本語であれこれと教えてもらい、最後に記念写真をとっても良いかと言われもちろん、と一緒に写真を撮る。日本の観光客が最近全然来ないので、日本の人と話せて嬉しい、久しぶりに日本語を使えた、等々。そんなに喜んでもらえてこちらも嬉しくなる。たしかにブエノスアイレスでは中国・韓国の観光客は見かけたが、まだ日本人は見かけていない。今のタイミングで日本から来ているのは結構レアなのかもしれない。

レコレータ墓地はかなり広く、確かに観光案内が必要なレベル。数百ある墓はどの墓も墓というよりは小さな建物という感じで立派で、地下室があったり棺がそのままおいてあったり、墓によっては手入れされておらず半ば荒れていたりと様々。レコレータ墓地近辺は山手的な高級住宅街らしく、その中に立派な墓を建てるというのは、ある意味ステータスだったのだろうか。自分もいつか死後はこうしてほしい(墓を作る・作らないという選択も含めて)、というのを真剣に考える日も来るのだろうなぁ。


夕食はミラノ風カツレツの、Milanesaを食べる。薄いカツは牛肉だけかと思いきや鶏肉も。Milanesaは一度食べたら十分かなぁ。


おたよりコーナー

写真の色合いがいつも鮮やかで羨ましい!構図も素敵!

--ろごすけ

ありがとうありがとう、普段見なれない場所というだけで点数アップの不思議!

撮影機材RICOH GR III

パレルモ地区・南米4日目 / 2023年2月3日

昨晩もあまり寝れず、時差ボケ治らず。朝は眠くはないのだけど、昼寝したあとのような感じだ。今日からはホテルの朝食無しプランに切り替えたので、朝食食べに地下鉄で外へ。目当ての店がGoogleMapsの情報とは開店時間が異なったようで、開店近くを散歩していると大きいスーパーが。異国スーパー楽しい。とりわけ妻が「粉が沢山!」と興奮していた。日本のホットケーキミックスのように、こちらでは様々な料理用の配分の粉が売られているようだ。冷凍食品で山のようにハンバーグが売られている(写真はほんの一部)のもお国柄を感じる。また店の展示がどれも綺麗だ。


スーパーを出るといい時間、目当てのCafé Margotで朝食を。トラディショナルなカフェ。オムレツっぽいものやホットサンドっぽいものを頼む。ホットサンドはペラペラの薄さ面白い。


カフェを出て移動。バスに乗ると運転手がなにか質問をしてきて、どうやら行き先をきいているよう。運転手に行き先を告げると、値段がセットされSUBEで支払うようだ。てっきり地下鉄と一緒で、路線定額制かと思ったらバスは違ったみたい。そして巨大なバスなのに街中をガンガン飛ばす。ローカルバスは普通の人の暮らしが垣間見えて楽しい。

なおバスはめっちゃ走っていて、GoogleMapsで見るとバス停だらけ。

バス停 google maps

目的のパレルモ地区で降りる。青山・代官山的な高級住宅街と小さなお店がたくさんあるような場所。巨大な街路樹があちらこちらから生えていて好きな感じ。散歩しているだけで楽しい。


歩き疲れてきたので本屋兼カフェのLibros del Pasajeで休憩する。素敵な空間。レモネードを頼むと甘さが0で、砂糖をたっぷり付け足して飲む。こちらは味付けがあまりなくて付け足すのが基本なのかな。緑茶に砂糖を入れて飲むのが基本の地域の人が日本の緑茶を飲んで驚くのと似ているのかもしれない。


その後はチョコレート店RapaNuiに行き、アイスを食べているとスコール。ほんの10-20分の土砂降りであった。Uberを呼んで帰ると、帰り道が片側10車線ぐらいの場所を通る。すごい道もあるんだなぁ。


ホテルに着くと、いつもの通り昼寝。深い眠りなってしまい17時半ごろに起きる。朝のようなシャッキとした目覚め。日本時間では朝5:30で毎日その前後には起きていたので、完全に時差ボケ状態だ。夕食は牛肉大国(一人あたり牛肉消費量世界二位、一位はお隣ウルグアイ)アルゼンチンにいることだし、ステーキを食べてみようとのことで、El Establoでステーキ。小さいサイズでも350gもあり、赤身のうまみ!という味であった。


自分も妻もお腹いっぱいになったので、近くのショッピングモールを冷やかし散歩。新しいショッピングモールはどこも豪華だなぁ。帰り道はちょうどマジックアワー。20時すぎに日の入りなので、21時前ぐらい前まで薄明るい。

撮影機材RICOH GR III/ricoh gr iiix

本屋エルアテネオ・カフェトルトーニのタンゴ・南米3日目 / 2023年2月2日

ホテルの予約はこの日までだったのだけど、立地も良いしサービスも部屋も悪くない、ネット速度もぎりぎり十分(遅いときは数Mbpsになるが、たいてい10~30Mbpsは出る)なので追加予約。同じ部屋で手配をする。

タンゴ発祥の地、ブエノスアイレスに居ることだし、本場でタンゴを見てみようとカフェトルトーニのタンゴを予約する。WhatsAppでメッセージを送ると、予約できたので予約分支払いしてね、とのことで午前中散歩がてらトルトーニへ。なおホテルもタンゴも予約手配は妻が全部やってくれた、感謝。

散歩写真。そこら中に大きな木があるのはやはり良いなぁ。


その足で地下鉄へ。SUBEという地下鉄・バスで使える交通カードを駅の窓口で二人分購入しようとすると、二人でも1枚で問題ない的なことを言われる。スペイン語だったのでなんで一枚で大丈夫なのかはよくわからなかったのだけど、駅員の言うことなので問題ないはず。実際に乗ってみると同じ沿線は定額で、降りるときはSUBEが必要なく、入り口で合計二回タッチすれば二人分の料金はかかるが問題なく通れるようだ、なるほど。


数駅のって、世界で二番目に美しい本屋エル・アテネオへ。大手本屋が劇場を改装して作ったという店で、たしかに面白い作りで美しい。その後は近くのカフェで昼食を取る。ブエノスアイレスでは味付けが薄いまま出てくる料理が多いようで、決まって塩・コショウ・オリーブオイルも出てきて、自分の好みの味にして食べる物が多いようだ。

ブラブラしていたら疲れたので、Uberで配車して帰ろうと思ったが、VISAだとどのカードも決済エラーで使えず困る。Masterなら使え、配車する。Uberなら2人で2-3kmで250円ぐらいなので、この額なら疲れたら積極的にUber使って良さそうだ。ホテルに戻ると、まだ時差ボケがなおってない影響か、結構深い眠りの昼寝をする。


夕方、カフェトルトーニへタンゴを見に行く。今は18時と20時の公演があるようで、18時の公演を見る。終わっても19時なのでまだ日も落ちてなく嬉しいね。1Fがカフェトルトーニで、地下1Fがタンゴの舞台。1Fのカフェも良い感じであった。料理を注文し、タンゴが始まるのを待つ。ホットチョコレートにチュロスをつけて食べる物(スペインの食べ方?)を頼む。


タンゴショーの初めに、お客にどこから来たんだい、と場を温める演出があり、スペイン・ブラジル・カナダ・タイ・日本といろいろな国から観光客が来ていたのだが、結構ロシアからの観光客たちも。ロシアと言うと、今は基本仲が悪いと思ってしまうが、西側諸国以外では中立国や協力国もそれなりに多いよなぁ。

タンゴを生で見るのは初めてだったのだけど、足の素早いステップやアクロバティックなダンス等々、魅入ってしまってあっという間の1時間。来てよかったタンゴショー。食事をしながらで気疲れせず、時間も1時間と程よい長さで初心者にちょうどよいなぁと感じた。


おたよりコーナー

南米満喫してますね〜.写真見てると行きたくなります!

エンパナーダ,揚げ餃子みたいで美味しそうですがどんな味があったんですか?(絶妙に写真から読み取れず)

--Nのさくさく担当

エンパナーダは標準的なものがハムチーズとミートソースのようです。おにぎりの具みたくお店によって入れる具材はまちまちで、このお店では他にチーズバーガー味やBBQ味とかありました。ほかにもたくさんあったのですが、スペイン語のためパット見何味かわからず!

撮影機材ricoh gr iiix/RICOH GR III

ぶらりブエノスアイレス・南米2日目 / 2023年2月1日

昨晩は疲れていたこともあって、サクッと寝れるかと思いきや、日本との時差12時間で完全なる昼夜逆転時間であって、それほどは寝れず。昼寝みたいな感じになってしまった。外出の準備をすると折りたたみ傘がない。モンベルのトラベル折りたたみ傘をどうやら飛行機内に落としてしまったようで悲しい。この折りたたみ傘は86gでどこに持っていくのにも重宝したのに残念。国外だと売っていないからなぁ。仕方ないので、後ほどコンビニで安い折りたたみ傘を買った。


朝食の後、現地通貨のアルゼンチン・ペソを持っていないのでGoogle Mapsで評判が良さそうな換金所へ。1USD=375ペソで換金してもらう。その辺を歩いていると、いろんな人が「cambio~,cambio~(両替)」と声をかけてくるのだが、どこに連れて行かれるかわからないので安心の店舗で両替。正規レートだと今日現在1USD=187ペソぐらいなのだが、ブルーレートと呼ばれる庶民レートだと1USD=377ペソ(ネット調べ)で倍違う。VISAのカード決済レートだと1USD=327ペソ。100ペソ=40円(VISAレート),33円(ブルーレート)ぐらいの感じだ。Webやアプリ上のオンライン決済だと正規レートのドル建て換算となってる物もあって、すると実質倍ぐらい高く表記されていて色々と混乱する。また、VISAはブルーレートに近い独自レートで決済され、MasterCardは正規レートで決済されるが、外国人旅行者は後日払い戻し(たぶんVISAのレートぐらいのレート)されるらしく、これまた混乱する。

アルゼンチン・ペソは現在も一年で倍ぐらい対USDで価値が下がっていて毎月持ってるだけで10%弱ぐらい価値が下がっていくという、インフレ社会恐ろしい。そのため、各種ガイドブックでのアルゼンチン・ペソ表記は全く目安にならないのだよなぁ。また、お店もしょっちゅう値段改定があるだろうから、消して変更可能な黒板を使っている所も目立つ。


近隣をぐるっと散歩する。街中にも巨大な樹木が多くて好きな感じ、シンガポールさがある。歩行者用信号が壊れていることをが多く、車用の信号を見ながら様子を見ながら渡る。現地の人について渡るのが簡単。一度赤信号(歩行者信号が壊れている)を渡って、クラクションを鳴らされる。普通に飛ばしている車だったら轢かれるところだった、気をつけねば。


昼食はカルアヘス市場でハンバーガー。牛肉たっぷりの味。カルアヘス市場はいかにも観光客向けの綺麗で新しい商業施設で、値段も高いのだけど、ぶらり初日だし安心できそうな場所で。


ホテルに15時頃戻って、疲れが溜まっていたのか時差ボケの影響か横になると寝てしまい、あっという間に19時に。そんなにお腹も空いているわけではないので、近くのエンパナーダ屋でアルゼンチンの日常食、エンパナーダを買って食べる。思ったよりも油っこくなく、色んな味のエンパナーダがあって良いね。エンパナーダ3個+ペプシで200円ぐらい。

本当は夜もブラブラ散歩したいのだけど、治安が良いと言われる中心部も夜もだいぶ治安が悪くなるらしく、またそんな雰囲気も十分感じ取れるので、ホテル近辺の明るい人通りの多い場所のみをちょっと歩く。

撮影機材RICOH GR III