A Day in the Life

サンタルシアの丘・南米27日目 / 2023年2月26日


夫婦ともども体調はだいぶ回復する。ただ毎日寝てばっかりだったので、だいぶ体力が落ちている感じがするなぁ。


昼は近隣散歩。国立美術館周辺の公園で、スマフォの画面見ながらなんかやってる人が多いなぁと思ったらポケモンGOであった。スポットが有るのかな。数百人はやっていて、日本のブームだった頃を思い出す。


休日だからか、やたらと自転車やローラースケートに載っている人を見かける。こんなに自転車に乗っている都市を見るのは初めてかも。


ときどき高速に走るMTBを見かけるのだけど、よく見るとエンジンが付いている。これぞモーターバイク。アルゼンチンでも見かけた。改造キットが出回っているのかなぁ。


夕方、サンタ・ルシアの丘へ。街中の丘なので大した事なさそうと思っていたが、なかなかちゃんとした丘で、頂上の見晴台は20階ぐらいの高さはあるんじゃなかろうか。散歩にも良い感じであった。見晴台から周りを見ると、ぐるっと山々に囲まれているのだなぁ。日記トップの写真はアンデス山脈。


丘を降りて、散歩しつつジェラートを食べる。


夜は日本との仕事ミーティング。なんとかできる程度には回復してよかった。サンディアゴもネット速度高速(350Mbps)であった。

撮影機材RICOH GR III

サンディアゴ旧市街散歩・南米26日目 / 2023年2月25日

自分の体調はだいぶ良くなり、あと1〜2日ぐらいで通常状態まで回復しそう。ただ、妻の体調は昨日よりも悪くなってしまたようで、ゆっくりと休んでもらう。


長時間の外出はつらそう(体調不良かつ主にトイレの心配があって、慣れない場所ではトイレがある場所に駆け込むコストが高い)なので、近所の旧市街を散歩する。ブエノスアイレスほどではないにしろ、街路樹が多い。土曜日のためか、そこらへんでフリーマーケットが行われていた。


夕食は発見した近所のサブウェイで野菜多めサンドを注文して持ち帰る。スペイン語は解らずとも適当に注文。グローバル企業は世界中どこでも大抵同じ注文システムという安心感よ…。うまい。


そういえば、南米に来てティッシュペーパーボックス(備え付けティッシュ)を見たことがない。ホテルやアパートではもちろん、スーパーなどにも売っていない。ので万能のトイレットペーパー(旅行かばんにも詰め込みやすい)で代用している。ちょっと調べた感じ、トイレットペーパーとキッチンペーパーがティッシュペーパの代替をなしているようだ。たしかに両方基本的に家にあるし、厚みも違うので用途ごとに使い分けられそうだ。

撮影機材RICOH GR III

プンタアレーナスからサンディアゴへ・南米25日目 / 2023年2月24日

体調は完調までは夫婦ともにまだだが、移動できる程度には回復したので、プンタ・アレーナスからチリの首都サンディアゴへ。プンタ・アレーナスのほうがサンディアゴよりも倍ぐらいのホテル代がかかるし、サンディアゴのほうがぶらつき街がありそうなので。プンタ・アレーナスはパタゴニア地方では一番長く滞在したが、自分は全く観光できずだったので、ホテル周辺しか記憶に残せなかった、残念。プンタ・アレーナス最終日は珍しく朝から晴れていたが、途中でザーッと天気雨。

プンタ・アレーナスの空港は小さいながら全便ほぼ満員という感じで、人にあふれていた。


チリの首都サンティアゴへ、ちょっと遅延して4時間弱のフライトで到着。体調もそんなによくないし、空港オフィシャルのタクシーにでも乗るか、と空港内のタクシー案内をぼーっと受けて乗ろうとすると、思っていた額の5倍ぐらいの額を言われる。最初0一つ勘違いして、相場よりちょっと安いなーUber等だとこれぐらいの価格っぽいそういうもんなのかなーと思っていたら、まさかのボッタクリ価格。空港内なのに。その後空港の外に出ると、インド並みのタクシー引きの嵐。元気があればどうにか公共交通機関を使って行くぞ、という力も残っていたと思うが、あいにく妻も私もこの時点で満身創痍気味。いくつかのタクシーと交渉し、22000ペソ(もっと安くできると思うけど、疲れてしまった…)で空港から旧市街へ。

首都の空港は玄関口のようなものだから、そこで第一印象が決まることもあるので、ぼったくり&タクシー客引きの嵐はなんだかもったいなさがあるよなぁ。


プンタ・アレーナスでは外では3−4枚着込んでいたが、サンディアゴではTシャツ一枚でちょうどよい気温。どちらとも夏だけど、かなりの気温差である。

今回泊まるところは民泊的な場所。オーナーとWhatsAppでやりとりしつつ、鍵の受け渡しなど。南米では宿泊にしろツアーにしろなにかとWhatsAppでのやり取りが発生している。慣れててよかったWhatsApp。

撮影機材RICOH GR III

プンタアレーナスで寝込んでいた日(その3)・南米24日目 / 2023年2月23日

この日も朝は体調が悪かったのだけど、昼ぐらいからだいぶ良くなってきたので、フライトしようと思えばできたなぁ。タラレバである。昨日は一日中体調が悪かったので、全然マシな感じ。まぁ夫婦二人とも体調が悪いタイミングだったし、旅行中の小休止と思おう。


プンタ・アレーナスに来てから4日たつが、今の所一日快晴、という日が一日もない。もともと風が強い地域らしく、そのためか強風と一時的な大雨の後に青空になったり、青空かと思いきや天気雨が降ったり、せわしない天気だ。


ホテルの階段からの風景。

撮影機材RICOH GR III

プンタアレーナスで寝込んでいた日(その2)・南米23日目 / 2023年2月22日

この日もだいぶ体調が悪く、延泊する。代わりに妻の体調は徐々に良くなってきているようで何よりだ。


鼻が詰まると、口から息を吸うことになり、食事をする際に息ができなくなるのか。


プンタ・アレーナスで泊まっている宿は、ネット速度が150Mbpsほどでて十分な速度。プエルト・ナタレスの宿でも20~30Mbpsほどの速度が出ていたので、パタゴニア地方全般のネット速度が遅い、ではなく、パタゴニア地方のアルゼンチンの街のネット速度が遅いようだ。チリ側は問題ないことが多そう。南米の先進国はチリとウルグアイとのことで、そのためか通信インフラも整っているのかな、たぶん。アルゼンチンとチリでは少なくとも外食価格は倍ぐらい違うのだけど、物価の高さもうなずける。

プンタアレーナスで寝込んでいた日(その1)・南米22日目 / 2023年2月21日

昨日から自分の体調も悪くなってきてしまい、だいたい寝込んでいた一日。夕方には一旦回復したので、夜は日本の各種ミーティングに参加するなど。妻は引き続き病院でレントゲン等を撮影し、気胸じゃないことや副鼻腔であることを確認する。ほんと気胸ではなくてよかったなぁ…。


チリでよく見かけるスーパー、UNIMARCが宿の直ぐ側にあって便利である。

撮影機材RICOH GR III

プンタ・アレーナスの病院での診察・南米21日目 / 2023年2月20日

ここ最近、徐々に妻の咳と鼻詰まりがひどくなってきて、普段からよっぽど痛くないと「痛い」と言わない妻が、昨晩から胸もしくは肺らへんの継続的な痛みを訴え始めた(ので、よほど痛かったのであろう)。考えられるのは、咳のしすぎで痛めてしまった、気胸になってしまった等々。とりわけ恐ろしいのが気胸で、気胸になってしまうと飛行機に乗れない。もしも気胸でフライトすると大変なことになり、そのため海外旅行中に気胸になってしまうと日本で治したくとも帰国もままならなくなってしまう。

そんな痛みの状況が一夜明けても良くならなさそうだったので、この日は本来の旅程ではチリの首都サンディアゴへのフライトだったが、もし気胸だったらシャレにならないのでフライトを取りやめ、医療機関が整った病院がいくつかある州都のプンタ・アレーナスへバスで移動する。動かず安静にしていたら痛みは殆どないが、動いたり咳が出るとやたらと痛い、バス移動はできそうとのことであった。プエルト・ナタレスからプンタ・アレーナスは3時間ちょっとの道のり。だいたい荒野の道をひた走る。

宿にチェックインした後、Clínica RedSalud Magallanesという私立病院へUberで向かう。Hospital Clinico "Dr. Lautaro Navarro Avaria"という公立病院もあるのだけど、チリは国民の医療費負担ゼロ政策で公立病院は混んでそうだったこと、Clínica RedSalud MagallanesはWebからの予約受付が可能だったことから、私立病院を選ぶ。なお豆知識だがチリではClínicaは私立病院、Hospitalは公立病院らしい。最初どこが公立病院でどこが私立病院か、Webサイトを見ても全く解らなかったのだけど、名詞だけでわかるのね…。

病院では呼吸器科の先生に妻が書いた症状や診て欲しい項目メモを見せると、早速診察をしてくれる。先生(スペイン語)も私達も英会話が得意でないので、先生のPC上のWebブラウザーでGoogle翻訳にかけながら、症状や質問に答えてくれる。気胸の可能性はほとんどないとのことで、咳のし過ぎで痛めてしまったであろうことや、鼻の炎症等々の症状について教えてもらい、どうやら気胸ではなさそうと一安心。また我々の海外旅行中を考慮してくれ、通常なら日を空けて最新のところ、明日に痛みの原因であろう咽喉耳鼻科の先生の診察や念の為レントゲンを撮ると良いと予約していただく。

医者の先生なのに処方箋も一つ一つ翻訳にかけながら教えてくれ、また鼻薬など使い方の理解が必要なものは、YouTubeで製薬会社が作ったであろう解説動画をWebブラウザーで流して利用方法を説明してくれ大変ありがたかった。ブラウザのタブにちらっとYouTubeが見えた時は、先生も息抜きにYT見るよねぇと思ったのだけど、患者に説明するために開いていたとは…。

というわけで、公立に比べ医療費は高額だと思うが、当日にWeb予約ができ、また先生も終始にこやかに意思疎通を測ってくれながらの診断等々、とても満足度が高かった私立病院Clínica RedSalud Magallanes、我々はかかって良かったので、パタゴニア地方で病院に行くことになった場合良いかもしれない。


診察が終わり、受付のスペイン語で意思疎通ができずまごついていると親切通りかかりの方が英語で通訳をしてくれたり、処方箋で受け取る薬局ではおじいちゃん店員がこれまた親切に処方箋を教えてくれたり、Booking.comで予約して当日キャンセル不可の宿に理由を説明していけなくなる旨を伝えると全額返金してくれたりと、いろいろな人の親切を感じる日であった。


夜は疲れて外食はせず、スーパーで買った果物やカップラーメン。

撮影機材RICOH GR III

パイネ国立公園・南米20日目 / 2023年2月19日


プエルト・ナタレス観光の目玉、パイネ国立公園へのバスツアーへ参加。まずはパイネ国立公園、ではなくミロドンという巨大生物の化石が発掘されたという洞窟へ。ミロドンは体長3mほど、重さ1tとも言わている巨大なナマケモノのような動物だったらしい。プエルト・ナタレスでは至るところにミロドンをシンボルとして使っている。ミロドン洞窟はけっこう大きく、洞窟内のデコボコは月面を想像させる。


この辺で、何回か虹の付け根の部分だけを見かける。虹の上部は見えずに陸についている部分だけ見え、不思議な感じだ。


パイネ国立公園に向かう道すがらで、様々な野生動物を見かける。景色もよいのだけど、他にも虹だったり野生動物だったり、または家畜の牛・羊だったり、それなりに長い道なのだけどバスから窓の景色を眺めが興味深く、飽きがこない。


花崗岩の山、パイネ・グランデの周りのビューポイントをめぐる。パイネ・グランデは岩がそびえ立つような独特な風貌でかっこよい。ちょっと雲がかっていたのがいささか残念。ビューポイントは湖・滝など様々だ。途中の湖は様々な色をしていて、とりわけビューポイントの蒼い乳白色の湖が綺麗で印象的。


パイネ・グランデの周りをバスで回るだけで一日がかりの広さ。トレッキングでは国立公園を2-3泊しながら回るようだ。今日は風が強く、吹き飛ばされそうになりながら写真を撮る。パイネ国立公園も、また今まで行った場所とは違ったパタゴニア感があって面白かったなぁ。連日の山々なので、もう自然はしばらく良いかなと思ってしまっていたが、行ってよかった。


夕食はローカルの人も居て賑わうお店、Comercial Masay Pizzaで、ロモとバロス・ルコを食べる。美味しいし、お腹いっぱいになれる。例によって一人前がやたら多い。このお店は美味しさもさることながら、値段も他のちゃんとしたレストランに比べて半額ぐらいで食べれるので良い。パタゴニア観光地価格、かつチリ自体が日本以上に外食は高かったりするので、その中ではだいぶ良心的な価格だ。


プエルトナタレスの港の夕暮れ時。

撮影機材RICOH GR III/ricoh gr iiix

エルチャルテンからチリのプエルトナタレスへ・南米19日目 / 2023年2月18日

エル・チャルテンからプエルト・ナタレスへ国境超えの移動の一日。エル・チャルテンからまずエル・カラファテへ約3時間かけて戻る。その後エル・カラファテからプエルト・ナタレスへ約6時間のバスで向かう。たいてい荒野なので、バスの中で景色を楽しむというよりは寝たり本を読んだり。窓から外を見あげると、雲が日本ではあまり見たことのない感じで面白い。


アルゼンチンとチリのイミグレーションでかなり時間がかかる。まぁバス数十人のイミグレなのでそれなりに時間がかかってしまうよなぁ。チリ入国に際し、果物や種などの持ち込みも禁止されている。ちょっとした食料として持っているリンゴやバナナもだめ。かばんの内側にしまったものはどうやって検査するのかな、と思っていたのだが、犬が匂いを嗅いで判断しているようだ。見事にカバンにバナナをしまっていた人が見つかり、没収されていた。犬すごいなぁ。


プエルト・ナタレスについたのは予定時刻よりそこそこ遅れて19時前。エル・チャルテンのバスに乗ったのが8時前なので、11時間ほどの移動だったようだ。バスの席自体はけっこう広く(新幹線のグリーン車ぐらい)て快適であった。ホテルにチェックインし、チリ・ペソを持っていなかったので両替屋に行ったり生活必需品(水など)を購入した後、せっかくチリに来たのだから海鮮の何かを食べようと良さそうなレストランへ。創作料理のお店だったようで、サーモンのニョッキとシーフードスープを頼む。とりわけシーフードスープは海鮮の旨味がギュッと詰まっていて美味しかった。

撮影機材RICOH GR III

トレッキングで疲れ果てていた日・南米18日目 / 2023年2月17日

一昨日・昨日とトレッキング続きで疲れ果てていたので、ほぼぐったりしていた一日。今後の旅程を考え調べるも、やはりネットが遅く(だいたい1Mbps前後、時たまつながらない)何をするのも辛い速度。


エル・チャルテンの家達、かわいい家が多い。観光シーズン中は宿が足りなくなるぐらいの賑わい、かつだいぶお値段も高いので、村はあちこちで建築ラッシュ。といっても素朴な建物が多いのだが。


スーパーで売っていたチョコクッキー。いかにも甘そうな味が想像できる。ユニバーサルデザインだ!


夕食は三日前のハンバーガー屋をリピート。美味しいのでお店名を書きたいがGoogleMapsには載っていないのであった。そのため店名も不明である。

撮影機材RICOH GR III