ピサック遺跡・南米39日目 / 2023年3月10日
オリャンタイタンボからピサックへ移動の日。宿の主人が、タクシーなら200SOLかかる、コレクティーボでウルバンバに行って、ウルバンバからローカルバスでピサックなら合計一人10SOLぐらいでに行けるよ、と教えてもらう。タクシーでも80SOLぐらいじゃないかな、と思っていたのだけど、そんなにかかるなら安い行き方で行くか〜とコレクティーボ乗り場に向かう途中、タクシーの営業がかかったので交渉。ピサックまで幾ら?と聞くと100SOL。200SOLぐらいすると聞いたばかりだったので、それに比べたら全然お安い。当初想定していた80SOLでどうと交渉するとやー100SOLからはまけられないとのことで、まぁ100SOLで良いか(交渉次第ではもっと安いタクシーも捕まえられそうだけど、他にタクシーがちょうど居なかったので)と乗せていってもらう。
写真はオリャンタイタンボのその辺で飼われていた羊、かわいい。
オリャンタイタンボからピサック村へは、ウルバンバ川沿いの道を通っていく。何度も書いているがほんとアンデスの山々が綺麗で、車から外を眺め続けていても飽きない。約80分の道のりもあっという間で、ピサックへ到着する。途中バンバン車を追い抜いて行ったのだけど、パトカーの後ろについたら流石に追い抜けないらしく、低速(というか通常速度)運転となってなるほど。
途中、クイ(モルモット)の像がたくさん見かける場所があり、何かと思ったらクイ料理屋一帯であった。まだクイは食べておらず、一度は味見をしてみたい。
ピサックの泊まろうと思っている宿に、今回は各種予約サイトを使わずに直接訪れて泊まれるかを聞いてみる。各種予約サイトを使わないほうが手数料がかからない分お安いとの話を聞いてたしかになと思い、また今ペルーは観光客が政情不安定につき少ないため、かなり空き室があったようなので。すると、各種予約サイトの最安値よりさらに20%以上安い値段を提示され、即決する。
ウェルカムドリンクとして、ムニャというハーブティをいただく。ムニャはペルー高地原産のハーブで、高山病各種にききそうな効能がたっぷりと含まれているらしい。味も程よい美味しさで好きな感じ。昨日食べたキヌアのスープにも入っていたなぁ。宿は中庭が植物たっぷりで良い感じ。
ピサックの村から遺跡へは500mぐらい登るらしく、軽い登山な感じになるのだけど、なんとタクシーで上まで登れてそこから下るだけ、というルートが楽で良いらしい。のでタクシー(25SOL)で20分ぐらい山道を登り、遺跡の出口兼入口から入る。昨日のオリャンタイタンボ遺跡と二日間有効の共通チケットで入れ得した気分。なお、遺跡の入口からすでに山・川・村が見渡せて良い景色だ。
ちゃんと手入れをされている場所、朽ちている場所等々はあるが、山一帯遺跡になっていて広大なスケール。棚田のような広いだんだんの壁も多く見受けられる。
遺跡で草をむしゃむしゃ食べるアルパカ。子アルパカはとりわけかわいいなぁ。
なんだかんだで、ピサック遺跡を出るまで4時間ぐらいかかる。1時間ぐらいかなと勝手に思っていたので、我々中年夫婦はけっこう満身創痍気味。出口はピサック村に繋がっていて、進むと徐々にピサック村が見えてくる。山には他にも色々なルートがあって、きれいな風景と遺跡を見ながら、なんだったら一日中ブラブラできそうな場所であった。来てよかったピサック遺跡、とても満足度が高かった。マチュピチュまで来たら、せっかくなので是非とも立ち寄ってもらいたい場所だ。
夕食はLa Ruta - Restaurante gourmet Pisacでトラウト焼きと、鶏肉のきのこソースがけマッシュポテト添え的なものを食べる。これが昨日に引き続き大当たりのレストランで、どちらも見た目も美味しそうだし、味もとても美味しい。とりわけ、きのこソースのきのこ旨味が強烈。ペルー料理、良い店に入るとほんと美味しいなぁ。
夜の宿。雰囲気良し。