カローからインレー湖への一泊二日トレッキング・2日目 / 世界一周66日目
昨晩から鼻水が止まらず、まるで花粉症のような感じに。熱や咳、その他風邪の諸症状ではないので、なんなんだろう。
明け方、お坊さん方が起き出したので、時計を見ると4時。こんな朝早くから朝が始まるのね。自分たちは6時半朝食だったので、それまでゆっくり寝させてもらう。外に出ると高原(標高1300m)だから、濃い霧が出ている。温度もかなり寒く、昨日寝るときは使わなかったダウンジャケットを羽織る。
今日のトレッキングは7:30スタートで、約5時間ほどとのこと。スタート地点は逆光かつ霧がかかっているため、太陽光が拡散して幻想的。少し歩き景色が開けると、周りの山々がまるで霧の上に浮かぶ島のように見てこちらも絶景。今まで山登りしたい、と思ったことはなかったのだけど、山登りが好きな人の気持ちがちょっと分かった気がした。
朝のミャンマーの人たちに会う。物を運ぶ人、洗濯をする人、料理をする人、学校に通う子供、などなど。ミャンマーの人々は目が合うと微笑んでくれたり、挨拶をするときちんと挨拶を返してくれたりと、素朴な優しさが溢れている。途中の村で数十匹の牛の行列を見る。どうやら牧草地へ連れてっている最中らしく、数人のおばさんが牛の尻を叩きながら誘導している。途中まで同じルートだったので、牛の後ろを歩いていたのだが、山ほど牛のふんが出来上がっており、なるほどいままで歩いてきた道にもそこら中に牛のふんがあったが、こうやって作られていくのだなぁ。
その後もインレー湖に向かい山を下っていく。昨日の風景とはまた違った風景で、道なき道、というかいろいろな畑をつっきったり、足で踏み固めただけの山道を歩いたり、道でない道を歩いたりと面白い。この風景もどこか記憶にある風景だなと記憶を辿ると、そうだオブリビオン(のようなオープンRPG)で適当に山の中を突っ切った感じにそっくりだ!自分の記憶はゲームばかり。
休み休み進み、12時過ぎにインレー湖南西の集落へたどり着く。トータル約5時間弱。ここで昼食を取り、最後にインレー湖をボートで横断してインレー湖北の町ニャウンシェへ。このインレー湖ボート横断も素晴らしく、殆ど観光ではなく地元の人たちの生活のために使われているので、地元の暮らしを見ながらボートで進む。景色も芦ノ湖のような感じで、山々に囲まれた湖で綺麗なのだ。
15時ごろに終着点に到着。このトレッキングは、一泊二日4食つき、英語ガイド、ボート横断、荷物送迎とサービスてんこ盛りで、一人30000Ks(約2200円)と内容に対して値段が安すぎるし、何より内容が充実していて最高なので、ミャンマーではカローからのインレー湖トレッキングは大変オススメ。まだまだ観光地化されてるとは言い難い感じの場所なので、現地感が味わえるのも良かった。また肺が弱いためちょっと不安だった妻も、アップダウンが激しい場所が無かったため問題なく終えることができた。なお自分たちは、Jungle Kingというカローのトレッキング旅行店で前日に現地予約した。
インレー湖のホテルに着くと、何やら暗い。17時まで停電ということだったので、周りを散歩ついでにローカルな店で早めの夕食。ここで食べたシャンヌードルサラダ(こちらのサラダはあえ麺みたいな感じで使われる)が、ピーナッツ担々餅米和え麺という感じで衝撃のうまさ。チェンマイのカオソイでもそうだったが、あまりに美味しすぎて毎回シャンヌードルサラダを食べてしまいそうだ。