オリャンタイタンボ遺跡・南米38日目 / 2023年3月9日
マチュピチュ村からオリャンタイタンボへペルーレールで戻る。マチュピチュ村の駅では列車の到着まで日本人の方と話し、国境超え情報交換や、今後行く予定の国の通貨交換等々をする、おお旅っぽいぞ。乗った車両はやたら日本人が多く、4〜5割は日本人なんじゃなかろうか。この時期は日本の長期休みも多く、またお隣ボリビアのウユニ塩湖も日本人に人気の雨季(欧米人には乾季の一面塩が人気)なので、日本人が多いシーズンなのかもしれない。
列車の風景、行きは日の出前で暗くほとんど寝ていたら到着したので景色はほぼ楽しめなかったのだがが、帰りは日が出ている時間、かつ景色の良い席に座れたので、風景を眺めながら。行きは60USDとかけっこう高いよなぁと思ったが、帰りはアンデス山麓の切り立った山々、流れる川、素朴な風景等々を延々と眺められ、これならそれぐらいとって良い価格だ。
オリャンタイタンボでは、マチュピチュに行ってしまって素通りする人が多いというオリャンタイタンボ遺跡(砦跡)に。登って10分で絶景、との噂通り、階段を10分ほど登るとオリャンタイタンボの素朴な町並みが見渡せここもマチュピチュとは違った良さがあるなぁ。高台にある遺跡はぐるっとゆっくり一周して2時間弱ぐらいなので、ちょっとした時間がある人はよってみると良さそうだ。
昼食兼夕食は、Koricanchaというお店へ。中央広場に面したお店なので、観光客向けでしょとそれほど期待せずに入ったらどれも美味しい。トラウトのセビーチェ、キヌアのスープ、アルパカのステーキ。
キヌアのスープはトラディショナルな物とそうでないものがあり、シンプルなそうでない方を頼んだのだけど、ちょっと化学調味料的なもの使っているからか、なんかやたら美味しかった。うまいヘルシー食べるスープという感じ。初めて食べるアルカパ肉は臭みもほとんどなく、ふつうに美味しい。また付け合せのマッシュポテトが、人生で今まで食べてきたマッシュポテトのなかで一番美味しいのでは、という味。ジャガイモがちがうのだろうなぁ。また店員も英語が堪能で、あれこれ質問してもとてもコミュニケーションもスムーズ。というわけで大満足の食事となった。
オリャンタイタンボの村は、マチュピチュ村のように観光店がギュッと詰まって無くて程よい感じだ。石畳と水路が風情がある。
オリャンタイタンボでは、世界一周をしている日本の夫妻となんどもすれ違い、その都度その都度ちょっとずつ雑談が進んで面白かった。旅の出逢いは良いよな〜と思いながら、英語やスペイン語が堪能なら同じような体験をたくさんできて、もっと楽しくなるのになぁとも思ったり。
新しく宿泊する宿が、予約した部屋は改装中とのことで別の部屋を案内され、まぁ良いかと現地支払を済ます。あれでも予約した部屋のほうが良い部屋だったよなぁと、予約サイトを改めて確認すると案内された部屋のほうがやはりそこそこ安い部屋で、差額を取り返すべく交渉。部屋を見てOKと言って支払ってしまったため、こちらにも少々落ち度はあるので、全額とはいかなかったが大部分は取り戻す。
その後、部屋に小さなサソリが出現する。妻がスタッフを呼びに行っている最中、自分は紙で包んで窓の外に追い出す。スタッフが来ると、また入ってきたら危ないからねと部屋の窓の至るところに強力な殺虫効果がありサソリ等が寄り付かなくなるというスプレーを噴射し、部屋中が殺虫剤臭くなってしまう。そんな強力な効果があるなら人体にも有害なのでは…、と全力でドアや窓を全開にし換気をすると、今度は飛ぶ虫が入ってきてしまい…といろいろ大変な感じになってしまった。
こんな感じで宿トラブルに見舞われたが、体験として大変だったなぁと面白がる程度には今は心身ともに余裕がある状態なので良かったなぁ。