リマからクスコ経由でオリャンタイタンボへ・南米36日目 / 2023年3月7日
リマの宿を出て空港へ。バランコ地区で泊まっていた宿はsecond home peruというところで、大変良かったのでおすすめである。Uberで空港に向かうと、朝の渋滞に付き30分ぐらいの道なはずが1時間ぐらいかかってしまった。首都の空港なのだが、小さな空港なので飛行機が滑走路で渋滞していて結果1時間弱ぐらい遅れてのフライト。空から見るリマは、さすが人口1000万人都市なだけあって、どこまでも街が広がっているのであった。徐々に景色が変わっていき、山岳地帯になり、1時間ちょっとでインカ帝国の都クスコへ。
クスコに降り立って景色を見ると、雲が近い!クスコは標高3300〜3400mほどで富士山並の高さ。タクシーで街中のコレクティーボ(乗り合いタクシー)乗り場に行き(乗り場まで交渉して15SOL)、オリャンタイタンボ行きのコレクティーボ(一人20SOL,もっとボロい車なら安くなりそうだったが、快適そうなバンにした)に乗る。クスコの街中は楽しそう、またしばらくしたら戻ってくるであろう。そしてやはり雲が近い。
1時間半ほどかけ、クスコからオリャンタイタンボへ。途中の道はではアンデスの山々、畑等々のきれいな風景が望め、見ていて飽きない。あっという間にオリャンタイタンボへ到着する。
オリャンタイタンボからマチュピチュ行きの電車のeチケットをWebで購入する。するとeチケットを印刷しなくてはならない、チケット売り場で印刷してくれる、といった記事をいくつか見かけ、eチケットなのに印刷が必要なんて事あるのかとは思いつつ、散歩がてらチケット売り場まで行き、スタッフと話すとやはり印刷は必要なくeチケットを見せるだけで良いらしい。
ホテルオーナーが散歩するならメチャおすすめの場所ある、と教えてくれたQelloraqay Archeological Siteへ散歩する。妻は疲れ気味(高山病対策にも、高地になれるまでは無理しないほうが良い)だったので休んでもらい、一人で行ってみる。オリャンタイタンボは有料の遺跡があり、そこが名所なのだけど、こちらの遺跡は無料。今日は時間もないし、遺跡は高台にあるので運動するのも高山病になりやすくなってしまうので、ほぼ高低差がないQelloraqay Archeological Siteまでの道は良かった。
遺跡に向かう途中、アンデスの山がすぐ後ろにあるサッカー場で子どもたちが練習している。絶景のサッカー場だ。そこを抜けると、馬や牛が現れ、その奥に素朴な遺跡。遺跡の周辺もどこもかしこも良い景色。はー良い場所だなぁ。教えてくれたホテルオーナーに感謝。
夕食は、これまた高山病対策には、お腹いっぱい食べると良くないとのことで、散歩がてら見つけたローカルな屋台で串焼き(ジャガイモつき、2本で5SOL)とポヨアラブラサ?(鶏肉を揚げたもの、炒飯、パスタ、6SOL)を食べる。妻と二人で腹7部ぐらいでちょうどよい感じ。メルカドの八百屋で小さな固めなモモもデザートに買ってまるかじりする。
夜も中央広場は明るい感じ。ただ観光客が政情不安定につき少ないため、観光賑わい的なものは控えめであった。本来はもっとワイガヤしてそうだなぁ。
クスコに滞在せず、その日のうちにオリャンタイタンボへ移動した理由は高山病対策。クスコは標高が高く高山病になりやすいのだけど、オリャンタイタンボは標高2700〜2800mぐらいと500mほど下がる。高山病は2500mぐらいから発症しやすくなり、高ければ高いほどかかりやすくなるらしい。ので、少しでも標高を下げたかったのだ。
妻が呼吸器の持病のためパルスオキシメーターを持ち歩いているのだけど、クスコについた直後に図ると自分も妻もなんと88。95以下が良くないと言われる数字で、88だと何をしても息が切れ、かなり息苦しい状態だ。深呼吸を続けると数値は徐々に回復していき、自分は98(正常な状態)に、妻は95-96ぐらいまで戻る。深呼吸は高山病対策にきくのだなぁと事あるごとに深呼吸している。高山病に一番かかりやすいのは夜寝るときで、無意識下での呼吸制御が難しく、酸素不足に陥って高山病化しやすくなってしまう。明日朝、問題ないと良いのだけどなぁ。