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M42マウント(スクリューマウント)で最短撮影距離を縮める

最近でライカMマウントのレンズの最短焦点距離を close focus adapter を使うことで、ミラーレスで短く(より寄れる)できて便利に使っている。仕組み的には単純で、レンズとイメージセンサとの距離を広げることで焦点が変わり、最短撮影距離が短くなる。たった4mmレンズとセンサーの距離を開けるだけでも、とりわけ広角レンズに置いてはめちゃ寄れるようになる。

Mマウントに関わらず close focus をうたっているマウントアダプターでは、ヘリコイドを回すことでレンズが前にせり出す仕組みで実現しているのだけど、よくよく考えるとM42(や、たぶんM39/L39などでも)などのスクリューマウントレンズを、きっちりと最後まで回してはめるのではなく、ゆるく装着すればレンズがせり出した状態になり、きちんとしたマウントアダプターを用いなくてもほぼ同等の環境を作ることができる。

こんな感じで隙間があき、3mm強ぐらいレンズがせり出した状態で無理やり使うことができる。実際にどれぐらい寄れるようになるか、というと例えば焦点距離28mmのレンズ(SMC Takumar 28mm F3.5)では、手前のサボテンにピントを合う状態でこれぐらい寄れるようになる。

もちろん、隙間ができてホコリが入りやすくなったり、僅かな光が内側に入ってしまう可能性が増えたり、はずみでレンズが落ちてしまったり、光が直線にならなかったり(ゆるみのため、角度がわずかに傾く)、意図していないであろう焦点距離なので光学的にも性能が落ちたりするのだろうけど、室内でもうちょっと寄りたい、というときには便利なテクニックかもしれない。というか普通にカメラやってる人には常識的な話なのかもしれないが、自分は知らなかったのでメモがてら残しておく。

撮影機材E-M1 Mark III/α7C/SMC Takumar 28mm F3.5/OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro
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