ブレードランナー&2049を観る / 2021年1月23日
2019年11月のホーチミンの夜をスチームパンクサイバーパンク風現像。ギラギラネオン(今はLEDだけど)の東南アジアの夜はそれっぽくなる。
サイバーパンクの映画、といえば誰しも思いつく名前がブレードランナー。しかしブレードランナーは未だに見たことがなかったので視聴する。うおー、THEサイバーパンク!イメージするサイバーパンクの世界観が詰まっている。これが1982年に公開されたのか…。ひらがな・カタカナ・漢字・中国語のネオンが入り交じる、東京と香港のような都市。空に浮かぶ巨大なディスプレイには、江戸時代の結髪の女性広告。町中は東南アジアの雰囲気も加わり、日本語含めたあやしい言葉が飛び交う。どこも薄暗く、緑・青・紫の光源。すばらしい世界観。
当時は難解なストーリーと思われていて、劇場公開時は監督の意に反し、説明のテロップが入り、エンディングもディレクターズ・カット版とは違うバージョンだったらしい。興行成績も当時は振るわず、時代が進んで理解できる人が増え、作品の評価が後に高くなったのだろう。
続いて、監督は異なるが続編に当たるブレードランナー2049を観る。こちらもストーリは面白ろかったのだけど、舞台美術は今風のCGを駆使した近未来SFという感じで、THEサイバーパンクとは結構異なる。ブレードランナーはCGが殆どなかった1981だからこそ撮れたあの表現なのだろうなぁ。
サイバーパンクで話題といえば、ゲームCyberpunk 2077なのだけど、8時間ぐらいプレイしたところで止めている。Cyberpunkのナイトシティの美術は素晴らしく、スチームパンクのような彩色、フレアやゴースト、フィルム粒子を再現している表現などどれも良い。ナイトシティをぶらぶらと観光しているだけでも楽しい。ただプレイ環境がPS4(初代)で、表現に対してあからさまにスペック不足で、きちんとレンダリングされたナイトシティを観ることが出来ず、非常にもったいないと感じ、PS5が買えたら再開したい、と思い続きをプレイできていない。
なおPS5はちょくちょくネットで抽選販売しているところに申し込んでいるけど、当たる気配無しの悲しさよ…。
最近、オールドレンズ目当てでヤフオクを再開したのだけど、フリマサービスに慣れた身にとって、とりわけ買い手側からすると使いにくいUX。即決価格が無い限り値段は最後まで決まらないし、買えるかどうかもわからないし、タイムラグも数日発生する。
ただオールドレンズの在庫は他のフリマアプリより圧倒的にあって、出品者側は積み上げられた評価実績、在庫と関連付けられるツール各種(フリマアプリは自動出品ツール利用が禁じられている)、最終的に値段が上がりがち、等々、ビジネスでやっている業者側にとってはヤフオクのほうが断然使いやすい、というのもなるほど。
売り手が個人なのか、業者なのか、によってUXが変わってきて、個人の売り手にフォーカスを置いて根こそぎ個人売り手ユーザをかっさらっていったフリマアプリやるなぁ、と思ったのであった。
初めてヤフオクを2000年初期に使った時は、「オークションに参加できるなんて楽しい!」「どんどん値段が上がっていって儲かった嬉しい!」という新鮮な気持ちだったのだけど、今はサクッと売り買いしたい、というお気持ちに。