2022年3月11日
今どれぐらい採掘できるのだろう、と久しぶりにイーサリアムをマイニングしてみる。採掘ソフトウェアにはT-Rexを使い掘ると、速度はRTX3090で107Mh/sぐらい。ネットを調べるとRTX3080が96Mh/sぐらいの速度で、3090のパフォーマンスはメモリ量とバンド幅が3080に比べ良いことが主要因なので、メモリも6GBしか使わず、転送も殆ど行われずバンド幅の影響も少ないハッシュ値計算においては3080とそんなに変わらないということが理解できた。
12時間ほど採掘させてみたところ、1日の採掘予測量が0.00116ETHぐらい(3USDぐらい)で、消費電力考えると全然稼げなくなってて驚き。これは個人でわざわざマイニングやる人は儲けが無さすぎて居ないのでは感があった。
採掘ソフトウェアは計算速度向上はもちろんなのだけど、最近はLHR対策が主なのだなぁ。またLHR対策の一つとしてDual miningという、1GPUでプライマリとしてethashを計算させつつも、そのハッシュレートに影響をほとんど与えずにセカンダリで別のマイニングをする仕組みなども出ていて面白い。
採掘ソフトウェアはユーザに利用がされればされるほど、開発者に手数料(1%前後が主流で、100回に1回開発者のアドレスでマイニングをする)が入るので、純粋に使われるソフトウェアを作れば開発者が儲かる、というインセンティブの仕組みも面白い。
ふとたどり着いた、オージス総研のオブジェクトの広場に連載されているはじめての自然言語処理シリーズ、わかりやすい&興味深い。はじめて~といいつつも途中からニューラルネットワークを使いまくり。こんな良いコンテンツがあったなんて。時間があるときに記事をじっくり読みたい。
ベクトル・行列からはじめる最適化数学読み進めは、10.2の線形関数の合成を読み終える。アフィン関数の合成はアフィン関数である、は身近なところではニューラルネットワークの層を深くしても非線形関数を挟まなければ、結局は複数層は作れず1層の層で表せてしまう、ということの証明になるのだなー。合成関数の微分で勾配ベクトルを求めらる微分の連鎖律は理解が浅いので、であとで学び直しが必要そう。