自作デスクトップ Windows PC を作った(5年ぶりN回目)
世界一周再開まで、技術リサーチをしながらゆっくりと過ごそうかな、と思っていたのだけど、縁あって知り合いのサービス立ち上げを、フルリモートで行いながら過ごしている。
ほぼ毎日プログラミングしていて楽しいのだけど、そんな中結局 MBP 2016 から買い替えた MacBook Air 2020 ( Core i7-1060NG7 / 16GB ) だとスペック不足、とりわけ CPU のリソースを使い切ることが開発中多くなってきた。MBA 2020 の Core i7-1060NG7 は4コアなのだけど、フルで使うと消費電力か熱量の関係で2.5コアぐらいの処理能力しか出ないので、ふつうの開発、つまりVSCode で編集し、MetroBundler で常時 JavaScript 関係のコードを生成し、ドキュメントをブラウザで読みつつ、各種エミュレータやDockerコンテナを立ち上げ、ソフトウェアテストを回していると結構遅い。
WFHな今、家の固定席でずっと仕事してるので、とりわけ MacOS にこだわることもない(ラップトップとしてのMacBook/Proの総合的な出来は今でも素晴らしいと思うけど)、スペックが高いデスクトップで開発するかな、しかもちょうど5月下旬にWSL2正式版が出たし Windows での開発環境もいい感じに作れそう、ならいっそ最新のスペックのマシンにしてしまおう、ということで約5年ぶりに自作をした。
Ryzen 3900X (12コア24スレッド)、DDR(PC4-28800, 32GB)、NVMeのM.2 SSDを新しく買って、その他グラボ(GTX1080)や電源・ケースなどは前のマシンから流用して構築した。AMDなCPUを最後に使ったのは2006年ぐらいに作った Athlon マシンだったので14年ぶりぐらいな気がする。自分の自作 PC の CPU を振り返ると、生まれてはじめてに作ったのが AMD の K6-2 300Mhz(1998年・FSB100MHz!!)、その後 Pentium II 450Mhz(1999年、K6-2 に比べてめちゃくちゃ早くなった記憶)、Pentium III 700Mhz (2枚刺しで Dual CPU・2002年)、その後ラップトップPCの Thinkpad がメインになって、次は2006年頃に Athlon で作った感じで、2004年ぐらいまではやたら自作PCにハマっていたなぁ。懐かしい…。
おっさんの振り返りはおいておいて、物理12コアの世界は基本CPU全コア使い切ることがなくストレスレス。SSDも速いのでアプリの起動速度もめちゃ速い。Windows も完全に電源が切れた状態からでも10秒弱で立ち上がる。WSL2 での Windows + Linux の開発体験も良くて、GUI は Windows を使いつつ、その他は Linux みたいな感じに使える。VSCode がシームレスに WSL2 上で開発できるのも良い。WSL1 のころはまだ開発仕事で使うにはちょっと、という感じだったけど、今は問題なく使えている。またモバイルアプリの開発も Expo (ReactNative) でやってるので、 iOS も実機さえあれば MacOS が無くとも開発できるので、自作デスクトップを作って20日ほどたつが、 Mac は今のところ使っていない。Expo eject して、ReactNative の Xcode を使ったネイティブビルドの必要が出てくるまではいらなさそうだ。
新しいマシンの唯一の不満は、Ryzen のリテールCPUファンがうるさいことだった(リテールファンなのに七色に光る!)ので、CPUファンを巨大な be quiet! DARK ROCK 4 にしたところ、12コアの全コア100%利用時でもほぼ無音になり満足だ。
2010年代は MacOS で過ごしたのだけど、自分の人生の大半は Windows ユーザだったので、今のタイミングでメインマシンを Windows にしても良いかもしれない。最近の Microsoft は開発者フレンドリーだしね。