A Day in the Life

Rubyistokei for iOS を RubyMotion で作った話

この投稿は RubyMotion Advent Calendar 2013 の23日目の記事です。

最近 iPhone に買い換えて、初めて iPhone をメイン端末にしてみたので iOS アプリを何か作ってみよう、と思い最初は無難に Xcode + Objective-C で書いていたんだけど、そういえば RubyMotion でも iOS アプリ作れるんだっけ、どんな感じなんだろうと思って Rubyist がみんな大好き*1 Rubyistokei の iOS 版を作ってみた。

Rubyistokei for iOS

Rubyistokei は

  • 画像の表示
  • ネットワークでのデータ取得
    • github 上に表示元のメタデータが上がってるため、それを取得し利用する
  • レイアウトの構築
  • タイマーの利用
    • 時計なんで

あたりの実装が必要で、最初の題材としては簡単すぎずも無く、難しすぎずも無くちょうど良い感じでした。

というわけで作ってみたんだけど、コードはほぼ app_delegate.rb に。ネットワークやりとりして Rubyist オブジェクトを返す実装のみ rubyist.rb へ。本当はもっときれいな抽象化と、適切なファイル分離を行うんだろうけど、RubyMotion 自体はもちろん、Cocoa フレームワークや UIKit も理解してないため、1ファイルで試行錯誤できた方が楽だったので、ほぼ1ファイルで実装。きれいな実装では無いので、参考にはあんまりならないと思います。

また SugarCube 等の RubyMotion で Ruby らしく書けるライブラリは、理解が薄い時から高レベルのラッパーを使ってしまうと、挙動の理解ができなくなってしまうので、意図的に使わずに。使ったのは BubbleWrap の HTTP と String#to_color ぐらいかな。

AppStore に申請してリリース

作ったからには AppStore に申請してリリースする気満々だったんだけど、レビューで落とされたヨ…。理由は、シンプルすぎる時計アプリだから、もっとユーザ価値を考えて!とのことでした。まわりの iOS 開発者に聞いてみたところ、これぐらいのアプリでも落とされたりすることもあるんだね、とのことだったので、運が良ければ通るし、運が悪ければ落とされる感でした。

RubyMotion で開発してみて

開発してみて、意外とつまずくところが少なかったなぁ、という印象。RubyMotion だからハマった、というところはほぼ無くて、だいたい自分が理解してない iOS フレームワークの部分だった。

RubyMotion JP など日本語のチュートリアルドキュメントも充実してて、日本語化してくださった皆さんには感謝です。

特に Objective-C の表現をどう Ruby で現してるか、などランタイムのことが書いてある RubyMotion Runtime Guide(日本語訳) が興味深かったですね。

*1:個人の見解です

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