A Day in the Life

2009-08-01

Atok プラグイン - 変換候補を Google もしかしてから取得

Atok 2009 のプラグインを Ruby で作った。

f:id:secondlife:20090801014958p:image

g = GoogleMoshikashite.new
  is g.moshikashite('さいとうちわ'), '斎藤千和'
  is g.moshikashite('牧野由衣'), '牧野由依'
  is g.moshikashite('小島真由美'), '小島麻由美'

な風に Google のもしかしてから情報を引っ張ってきて、変換候補として表示される。マイナーな有名人だったりネットスラングの漢字だったりすと変換できないことが多いので、そんなときに使うと便利。や、まきのゆいとかこじままゆみとか変換できなくて、かといって辞書登録する気力も無い単語だと普通に便利だな…。辞書登録はよく使う顔文字ぐらいしか登録しない今日この頃です。

ソースは超単純な。

Ruby の open-uri が Google の charset を SJIS で解釈する(なんでだろ)のでその変換に一番時間がかかったよ。nokogiri や hpricot を使ってないのは、ライブラリロードが遅いので変換の速度重視で。

Atok 2009 の Atok Direct は地味に進化しており、特にショートカットを指定して変換できるのが大きい。Google もしかしてプラグインは Ctrl + g に割り当てている。

しかしながら、実際は 1メソッド実装すればプラグインを実装できる、というシンプルさなんだけど、そのために XML を2ファイル作成し、各種 setup の実行ファイルも一緒に配布するのはめんどくさいなぁ…。別に署名や悪意のあるファイルかどうかの判別もしてないんだし、いっそ http 経由で URL 指定して、拡張子等でなんの plugin か判別してインストールぐらいのお手軽さの方がよいよなぁ。あからさまに配布コストが高い。悪意のあるコードかどうかは、ふつうの人は判別できない(悪意のあるコードかどうかの判別は現状の配布形態でもソース嫁だけで、なら web 上で公開されてる方が見やすい)んで、もっと使いやすさや配布しやすさ優先のほうが、開発者もエンドユーザーも幸せになれる、と思う。

iWnn の単語補完の話

そういえば HT-03A 標準IMEの iWnn の単語補完がおもしろくて、先頭の文字入力に加え文字数をヒントとして与えることができる。つまり『ぶっく』と入力すると『ブック』『ブックオフ』『ブックマーク』等が候補に出るんだけど、トラックボールを転がすと『ぶっく○○』と、変換されるべき文字数を与えてやることができる。これでブックオフなら『ぶっく○○』で、ブックマークなら『ぶっく○○○』とヒントを与えてやると即座に選択できるという。結構多用しているんだけど、これのインターフェイスって iWnn が最初なんだろうか、便利。あと Android 向けの iWnn が二世代ぐらい進化すれば結構洗練されそうだ。今はまだまだストレスを感じる部分が結構ある(候補選択時に長押しすると選択したいだけなのに、学習モードに入る。候補一覧を出すのが大変。DELキーがEnter の上にあるのでよく間違って押す、ただアルファベット入れたいだけなのに重い場合がある(端末スペックてきにしょうがない?)、などなど)。

冒頭の文字のみを入力し、後は「読み長」分だけ「右キー」を押せば候補を絞り込むことができる新UIに対応しました。

入力する(押す)ボタン数が格段に少なくなり、入力効率が著しく向上します。携帯電話だけでなく、簡易な操作が求められるカーナビなどにもお役立ていただけます。no title

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